首折れてない!?赤ちゃんペンギンの寝相が話題

時にドキッとしてしまうような驚きの姿を見せてくれることもある動物たち。

いま、和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」の公式Twitterが「キングペンギンの赤ちゃんの衝撃的な寝相」を投稿し、話題になっている。

投稿されたのは、大人のキングペンギン一羽と、その足元にうずくまっている赤ちゃんペンギンの動画。一見、茶色い赤ちゃんペンギンが大人ペンギンの足の間に頭をつっこんでいるようにも見える。

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しかし、カメラが近寄ってみると、大きく広げた右の翼の下に、赤ちゃんペンギンの頭が!

つぶらな瞳がカメラを見つめているのはとてもかわいらしいのだが、首の骨がぐんにゃりと曲がってしまっているようにしか見えない、驚きのポーズなのだ。

投稿には5万4000件を超える「いいね」がつき、コメント欄は「えっ首曲がってる…?」「笑って見ていていいんですよね!?」「踏み潰されてない!?」と話題になった(4月27日現在)。

もちろん、本当に首が曲がってしまっているわけではなく、動画の続きでは赤ちゃんペンギンがひょっこり立ち上がり、元気に動いている様子も収められているので一安心なのだが…。

やはり一目見ただけでは心配になってしまうこの寝相、編集部では以前、木の上でグッタリしているように見えるアライグマの写真などが投稿された「#飼育員の心臓に悪い動物の寝相コンテスト」を記事で紹介したが、それにもエントリーできてしまいそうだ。

(参考記事:一番の驚きはアルパカ!「#飼育員の心臓に悪い動物の寝相コンテスト」が話題

この「ぐんにゃりポーズ」は、たまたまこの日だけ捉えられたものなのだろうか? それともこれこそ赤ちゃんペンギンがリラックスできるお決まりのポーズなのだろうか? アドベンチャーワールドにお話を聞いてみた。

赤ちゃんペンギンは「全身やわらか」

――赤ちゃんペンギンのこのポーズには、一体どんな理由がある?

ペンギンの赤ちゃんは親のお腹の下で温められて大きくなります。大きくなってからもお腹の下が安⼼するのか、この動画の様に少しでもお腹の下に入りたいようです。


――こんなに曲がって首は大丈夫なの?

大丈夫です。ペンギンは首が柔らかい動物で、大人になってからも寒い時はフリッパー(翼)にくちばしを挟むようにして寝ます。そのため、首は伸びる作りになっていて皮がたるんでいます。赤ちゃんの時は特に首だけと言うわけではなく、全身が柔らかいです。


――この姿勢はよく見られるもの?

キングペンギンの⾚ちゃんはよくこの様な寝相をしています。

赤ちゃんのたるんだ首周りからも分かるやわらか仕様の体

アドベンチャーワールドによると、実はこのポーズは赤ちゃんペンギンがよくするものだそう。大人のペンギンのお腹の下は安心できるスポットで、体は大きくなってもリラックスできる場所を求めてたどり着いたのだろう。

そして翼の下に頭を突っ込んだ姿勢も、ペンギンとしては自然なもの。もともとペンギンは首が柔らかく、大人になっても気温が低い時は翼の下にくちばしを入れて眠るのだという。

話題となった「ぐんにゃりポーズ」はペンギン特有のポーズと、赤ちゃんペンギンの全身の柔らかさの合わせ技で生まれたようだ。

柔らかい首を曲げて眠るペンギン(イメージ)

ちなみにこの赤ちゃんペンギンは2021年3月に⾃然繁殖で誕⽣したひなで、“ペンギン王国”ゾーンにいるという。

キングペンギンは生後約6カ月で大人の羽に生え変わり、 自力で泳ぐことができるようになるそうだが、まだしばらくは親ペンギンのお腹の下でかわいいポーズを見せてくれそうだ。

「ペンギン王国」の様子(提供:アドベンチャーワールド)

――動画への反響について感想を教えて。

この動画をきっかけに、多くの人にペンギンのかわいさや魅力に気づいていただけたらうれしいです。少しびっくりするかもしれませんが、赤ちゃんの首には問題ありませんので安心して見ていただけたらと思います。

安全性はお墨付きのポーズをもう一度

思わずドキッとしてしまう、赤ちゃんペンギンの驚きのポーズ。

なおアドベンチャーワールドは、ゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月5日)は完全事前予約制として1日あたりの入園者数を制限。さらに、4歳以上はマスク着用が必須、体温が37.5度以上の場合は入園を断るなどし、感染予防対策を行っている。

「ペンギン王国」では毎年多くのひなが生まれているということで、一度そのかわいい姿を見に足を運んでみても良さそうだ。
 

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