コロナで深刻さ増す“ひとり親家庭”の経済事情 求められる息の長い支援
感染拡大… 新型コロナウイルス

コロナで深刻さ増す“ひとり親家庭”の経済事情 求められる息の長い支援

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コロナで深刻さ増す“ひとり親家庭”

長引く新型コロナの影響で、1人で子供を育てる、いわゆる“ひとり親家庭”の経済的困窮が深刻さを増している。

多くの家庭で収入が減るなか、入学、進級が重なる春は、その苦悩をさらに深める季節となっている。

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一般社団法人「umau」 中村路子副代表:
こちらがフードバンクさんなどから頂いている食材の場所になります、子ども食堂などで使ったり、必要な方に届けています

福岡県久留米市にある子育て拠点「じじっか」。市内やその周辺で暮らす、ひとり親家庭の生活を支援する活動を行っている。

100組以上の家族が利用していて様々な相談も受けているが、1年以上に及ぶコロナ禍で、ひとり親家庭の経済的な苦しさは時間が経つにつれ、深刻さを増しているという。

一般社団法人「umau」 中村路子副代表:
ミルクが買えない家庭で赤ちゃんを育てていて、基本的にはお金がないという声もたくさんある。(仕事が)激減して、給与が低くなってしまったので、仕事を替えないといけなくて、辞めざるを得なかったとか

そうしたひとり親家庭の経済的負担が、より一層増すのがこの春の時期。
「じじっか」を利用している山崎久美子さん。4年前に夫と死別し、今は4人の子供と孫1人と暮らしている。山崎さん、この春、次女と三女がそれぞれ中学校と小学校に入学する。

山崎久美子さん:
中学生になったら部活をやりたいという気持ちがあると思うんです。部活によって買わないと行けないので、そこら辺も調節しながらの生活

行政からの給付金は全て貯金に回したが、育ち盛りの子供たちを抱えての生活は、食費や光熱費が嵩み、その貯金を毎月、切り崩さざるを得ないと話す。

山崎久美子さん:
子供のやりたいことはやらせてあげたいので、自分ができる限り節約して物品を買ってあげたいと思う

成長の喜びを実感する一方、ひとり親家庭にのしかかる春の出費。「じじっか」では、入学や卒業を迎えたひとり親家庭の負担を減らす活動も行っている。

樋口由恵さん:
これですね、息子の卒業式の時に借りた

この春、1人息子が中学生になった樋口由恵さん。中学校の制服やカバン、体操服など学用品の購入費用は10万円ほどだった。

コロナ禍で収入が減り、卒業式の衣装まで手がまわらないなか、「じじっか」で借りることができる子供用のスーツを利用することで無事、息子の晴れ舞台を迎えられた。

樋口由恵さん:
この1回にレンタルするにも、買うにもすごくお金がかかる、すごく助かりました。(春は)結構な金額が出て行くので、その出費と家計のバランスが難しい

いまだ収束しない新型コロナの現状に、どこまで耐えることができるのか。不安と厳しさを感じている。

樋口由恵さん:
(コロナが)いつ終わるのか分からない。多分一苦労どころじゃない、このまま続けて、ずっとってなると結構厳しいですね

ひとり親の支援を行う「ひとり親支援協会」が、全国のひとり親を対象に調査を行ったところ、新型コロナの影響で収入が減った、または減る見込みとの回答が73.2%に上った。

いつ収束するか分からないコロナ禍。それぞれの家庭の状況を見ながら息の長い支援が求められる。

(テレビ西日本)

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