高知市土佐山で約50本の桜が見頃を迎えている。
桜を植えたのは、大正生まれの“花咲か爺さん”だった。

土佐山の“花咲か爺さん” 御年94歳
高知市土佐山を流れる鏡川の支流・高川川。ピンク色の桜が山に彩を添えている。

この桜を植えたのは、御年94歳、その名も永野不死夫(ふしお)さんだ。

今を遡ること14年前、永野さんは荒地だった山の斜面に桜を植え始めた。

草刈りを毎日1人で続けるうちに、地元の人たちも手伝うように。
広さ2ヘクタールの山に3年間で植えた桜は、30種類500本にのぼる。


例年よりも2021年は少し早く、いまは50本ほどが開花している。
しかし…
手入れ困難…500本植えた桜が200本ほどに
永野不死夫さん:
これは風で倒れたがじゃろ、台風でね
ここ数年、台風やシカによる被害を受け、桜の木は200本ほどに減ってしまった。

永野不死夫さん:
もう手入れをようせんなって。お金出したち、刈ってくれる人がおらん
地区の少子高齢化が進み、山の手入れをする人がおらず、心なしか山も少し寂しげ。

しかし永野さんは、桜の未来にいちるの望みをかけている。

永野不死夫さん:
まあ植えた限りは長持ちして欲しいけどね。集落の区長さんが力入れてくれて、もう一回再生したいと。それに期待している。補植や桜以外のものも植えて、なんとか「園」に戻したい

大正生まれの“花咲か爺”不死夫じいちゃんの桜は、きょうも土佐山の空の下で生き続けている。
(高知さんさんテレビ)