アメリカのバイデン政権はロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件をめぐり、ロシア政府の高官7人対し資産凍結などの制裁措置を発表しました。

ナワリヌイ氏が毒殺未遂に遭った事件をめぐり、アメリカ政府は 2 日、猛毒の神経剤「ノビチョク」が使用されたと断定した上で、ロシア連邦保安局の局長ら7 人を制裁対象に指定し、アメリカ国内の資産を凍結するなどと発表しました。

サキ報道官:
化学兵器の使用は、国際社会の法的義務や行動規範に直接、違反する

バイデン政権によるロシアへの制裁はこれが初めてで、人権重視の姿勢を鮮明にした形です。
また、EU=ヨーロッパ連合も2日、ロシア政府の高官 4 人に対し、EU域内への渡航禁止や
域内の資産凍結などの制裁措置を発動しました。
一方、ロシア外務省は「相互主義の原則に基づき対応する」と強調し対抗措置を表明しました。