部署内では分散して接種を…受ける側も体制づくりを
東海3県でも、ようやく19日から先行接種が始まった。今後順次、一般の人たちへと接種の範囲が広がっていくことになる。
4月以降、65歳以上の高齢者から接種が始まり、基礎疾患のある人や高齢者施設の職員などの接種、その後、それ以外の人たちの接種となる。
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ファイザー社製のワクチンについて、厚生労働省が国内で160人を対象にした治験から得られた副反応について公表したデータでは、2回目の接種の後に「疲労」が約6割の人に、「37.5度以上の発熱」が3割以上の人に出ている。
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こうした副反応について、愛知県がんセンター病院の伊東医師によると、「インフルエンザワクチンに比べ今回のワクチンは副反応が表れる確率は高い。しかしワクチンによる新型コロナに対する予防効果は約95%で、さらに、ワクチンによる重い副反応のリスクより、新型コロナの感染リスクのほうが高いとされています。高い効果を期待して安心して受けて良い」とのこと。
また副反応で「疲労感」や「発熱」を訴える人が多いということについて、伊東医師は「職場・学校等では、接種後しっかりと休める体制を整えておく必要がある」としている。
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ちなみに、伊東医師が勤める愛知県がんセンター病院では、医師や看護師らに接種をする際、接種の翌日から2日間はしっかり休める体制を整える計画をすすめているとのこと。
また「一般の職場でも、同じ部署の人全員が同じタイミングで接種するのではなく、分散させるなどの工夫も必要」と話している。
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そして最後に、ワクチンを接種すればもう大丈夫?という疑問については、「今後ワクチンが普及しても、これまで行ってきたマスクの着用や手洗い、三密を避けるといった基本的な感染予防対策は必要」と話している。
(東海テレビ)