企業や団体の研修旅行を“オンライン”で提供

コンサートやスポーツ観戦などのチケットをサブスクリプション(定額制)で利用できる事業を運営する名古屋市の「Sonoligo(ソノリゴ)」が、企業や団体にオンラインで体験できるイベントの提供に力を入れている。

新型コロナウイルスが蔓延する中で、会社の福利厚生などで活用してもらおうという狙いだ。

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Sonoligoはコンサートやスポーツ、美術展などのイベントチケットの一部を確保し、無料、980円、2980円のプランに分け、定額制で利用できるサービスを提供している。

2019年の7月から名古屋を中心に事業を始めたが、新型コロナウイルスが蔓延し、イベントの中止が相次いだことを受けて、2020年の春からオンラインで参加できる工場見学や旅行、アーティストとの交流、書画体験などのイベントを増やしてきた。

そんな中で、企業からは「それまで行っていた社内旅行やレクリエーションをすることができなくなった」と、代替案がないか相談があり、企業や団体にオンラインイベントの提案を始めている。

愛知県刈谷市のデンソーでは、有志の社員で技術などを磨こうと毎年近場の工場見学等のイベントを企画してきたが、新型コロナの影響で2020年度は自粛。2021年1月にSonoligoのオンラインイベントで「フィレンツェ旅行」を利用し、「非常に有意義な時間を過ごせた」と担当者の感想も上々だ。

Sonoligoのオンラインイベントは、例えばプランの間に幹事の挨拶を挟んだり、モビリティ企業であれば、旅行体験で現地の車事情を組み込むなど、カスタマイズにも柔軟にできるという。

ほかにも親子向けマジック体験(約50人)、ダンデライオンのチョコレート工場見学、アムステルダムを自転車で回るツアー、マチュピチュからの生中継、パントマイム、食事や訪問時のマナー講座など約50のオンラインメニューを揃えていて、いずれも時間は1時間程度。

価格帯は概ね1人1000円~3000円。プランによって最低人数が設定されている。

Sonoligoは、夏には関西地区にも進出する予定で、遠山寛治社長は「コロナが収束してもオンラインイベントは一定数残っていくと思う。世界展開している企業なども世界中の社員がオンラインで集まることができ、距離を超えるというニーズにはしっかりと響いていくと思いますし、社員のコミュニケーションを深めることや経営の中核に関わる部分に事業を進めていきたい」と今後の抱負を語った。

(東海テレビ)