年末年始 飲食の際は特に注意を
年末年始を控えて、生活の中でどう新型コロナ感染対策をとっていけば良いのか。
感染看護学に詳しく感染症対策のプロでもある北海道医療大学の塚本容子教授に改めて聞いた。

ーー年末年始は人が集まる機会が多くなる。気をつけるべきことは?
北海道医療大学・塚本容子教授:
マスクをせずに皆で飲食する時がリスクが高まる。やはりマスクをとる場面は特に注意して頂きたい
ーー新型コロナウイルスに感染した人の中で、重症化しやすいのは?
北海道医療大学・塚本容子教授:
特に年代が65歳以上の人。年齢が上がれば上がるほど重症化しやすいと言われている。そのほか、糖尿病・心臓病・ぜんそく等の疾患がある人。さらに肥満の人も重症化しやすいと言われている
両親が感染しても赤ちゃんの面倒は両親が

ーー軽症や無症状で自宅待機となった場合、赤ちゃんなど小さい子どもの世話は誰がしたらよいのか?
北海道医療大学・塚本容子教授:
誰が感染するかにもよるが、例えばお父さんが感染した場合は、お父さんを別の部屋に隔離して気をつけながら生活して頂く
ーーお父さんもお母さんも感染した場合は?
北海道医療大学・塚本容子教授:
子供も感染している可能性を考えると、おじいちゃんやおばあちゃんに面倒を見てもらうというのはリスクが高い。一般的に高齢者は重症化しやすく、子供は重症化しにくい、ということを考えると、お父さんやお母さんがそのまま子供の面倒を見るというのが一番良いのでは
無症状でもうつす危険…普段の行動に注意

ーーPCR検査で陽性になった人の何割ぐらいが無症状なのか?
北海道医療大学・塚本容子教授:
PCR検査で陽性になった人の約半数が無症状だと言われている。これは非常に大事なポイントで、症状がないから大丈夫という訳ではないということ。症状がなくても、他の人にうつす可能性がある。つまり「自分はもしかしたら感染しているかもしれない」と考えて普段から行動することが大事
(北海道文化放送)