今週閉幕した佐賀インターナショナルバルーンフェスタ。
長年参加を続けているアメリカ人の親子がいます。
今年も大会に出場した2人に密着しました。
佐賀の秋の風物詩、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ。
今年は15の国と地域から123機が出場しました。
海外の選手の中でも長く25年前から出場している外国人選手がいます。
アメリカ人のバルーンパイロット、デレック・ハンコックさん69歳です。
【デレックさん】
「Hey、おひさしぶり」
【ホストファミリー 納富さん】
「Long time no see!」
【デレックさん】
「元気?」
【佐賀市職員 馬場さん】
「元気でした、ありがとう!」
大会の3日前アメリカの西海岸、オレゴン州からやってきたデレックさん。
佐賀市久保田町の滞在先に向かうとすでに佐賀入りしていた息子のクリスさんと合流。
親子は早速、翌日からの公式練習に向けクルーと打ち合わせていました。
【クリスさん】
「おはようございまーす。You say Hi?」
公式練習1日目。
競技飛行に臨むクリスさんが無事にエントリー完了。
一方、デレックさんは今回キャラクターなどのバルーンで大会を盛り上げるファンタジア部門での出場です。
この日は家族やボランティアとフライトへ。
デレックさんがほぼ毎年佐賀を訪れている理由は複雑な上空の風にあります。
【デレックさん】
「(空の)風が変わっていった。高度を下げると東向きの風、上の風は西向きに吹く。だからあちらこちらに行ったり来たり。でも楽しかった!」
そして親子を受け入れているホストファミリーの存在です。
【デレックさん】
「Resolution?(大会の目標は?)」
【クリスさん】
「My Resolution?Be”イチバン“!!カンパーイ!!」
2001年からデレックさんを迎えている佐賀市の田中繁弘さん。
この日は手巻き寿司で歓迎パーティーです。
近所の家庭で外国人選手を受け入れているのを知り、自分たちもしてみたいと考えた田中さん。
大会関係者を通じてデレックさんと出会いました。
今では、自宅の隣の空き家を買い取りデレックさん、クリスさん親子を受け入れるために整えています。
【田中繁弘さん】
「もうみんないいことばっかり。最近は子どもさんや家族みんなで来るし楽しみです、毎年が」
【デレックさん】
「田中さんの家はとても温かく迎えてくれる。家も家族も毎年変わらず私たちを歓迎してくれてとても光栄に思っている。」
【クリスさん】
「私たちは毎年ここに来るのが大好き。長い間ここに来ているし彼らは家族の一員だと思っている。ここは私たちにとって第二の家のようなもので、ここが大好きなんだ」
大会初日は雨となりましたが、2日目は晴天に。
この日はデレックさんにとって一番の晴れ舞台です。
このバルーンの名前は「America the Beautiful」。
アメリカ建国250周年を記念して今年作られたもので、お披露目にはジョージ・エドワード・グラス駐日米国大使も出席。
デレックさんは大使を乗せ佐賀の空の魅力を紹介しました。
【デレックさん】
「アメリカ建国250周年記念の新しいバルーンを操縦できたことをとても光栄に思う。特に、大使夫妻を乗せてフライトできたことは格別だった」
そして大会最終日の朝。
【クリスさん】
「グッドモーニング!行きましょう!」
競技を続ける息子のクリスさんにとって最終成績が決まるフライトが始まります。
この日は場外からの離陸でスタート。
クリスさんはベストポジションを押さえようと急いで車を出発させます。
Q.今の順位は?
【クリスさん】
「んー、おそらく(72チーム中)32位?大丈夫真ん中くらいだから!」
「おとといの午後はあまり上手くいかなかったから、最後のフライトは楽しいものになると思う」
最後の競技は決められたターゲットにマーカーを投下するヘジテーション・ワルツ。
クリスさんがマーカーを投下・・・するも、紐が指に引っかかってしまいました。
それでも、ターゲットは15メートルほどまで接近、高得点です。
クリスさんは最終順位32位で大会を終えました。
【クリスさん】
「バルーンフェスタが大好きだし、とても楽しい競技だけど、勝つことだけが全てじゃない。バルーンフェスタは日本や佐賀の文化のようなもの。家族行事のようで本当にすばらしいと思うよだからやっぱり、毎年ここに来られたらと思っている」
85万人が来場した今年のバルーンフェスタ。
最後の夜間係留では過去最多の61機のバーナーの光が佐賀の夜を彩り、親子もそれぞれのバルーンで観客と感動をわかちあいました。
【クリスさん】
「OK!3、2、1!カンパーイ!」
佐賀の空、そして人に魅了され大会への参加を続ける2人。
来年もまたこの場所で、という約束を交わし親子のバルーンフェスタは幕を降ろしました。
【デレックさん・クリスさん】
「また来年!」
