クリスマスまであと1カ月半。街がイルミネーションに彩られ、ケーキの予約も始まるが、いまケーキ作りに欠かせない食材がピンチになっている。
クリスマスケーキが思わぬ事態に
11月、福岡市内で行われたイルミネーションの点灯式。街は早くもクリスマスムードに包まれている。

クリスマスに欠かせないのがケーキ。福岡市の洋菓子店『ストロベリーフィールズ』でも、大粒の栗をのせたモンブランや、イチゴをたっぷり使った生クリームケーキなど、5種類を販売するが、2026年は思わぬ事態になっている。

「イチゴがですね、いま手に入らないんですよ。多分、よそのケーキ屋さんも困っていると思う」と話す『ストロベリーフィールズ』の藤井英信社長。

例年、この時期は海外から輸入したイチゴを使っているが、2026年は天候不順などの影響でアメリカ産イチゴの入荷が不安定になり、イチゴが手に入らなくなっているという。

12月には、国産イチゴが主流となりクリスマスには間に合う見通しだが、安心はできない。燃料費や人件費などの高騰もあり、国産イチゴの仕入れ価格は2025年の約2倍に膨れ上がっているのだ。

「いまだと1パック1700円くらい。全部使うとものすごいことになっちゃう」(『ストロベリーフィールズ』藤井英信・社長)。
「利益の出る仕事ではなくなっている」
更に値上がりしているのはイチゴだけではない。この店では、タマゴの仕入れ価格が2025年の1個26円から、現在は32円に上昇。

11月に入って小麦粉も1割ほど値上がりし、3年前の約1.5倍になっている。

コストの上昇を受け、店ではクリスマスケーキを全て100円ずつ値上げ。更に値上げをできるだけ抑えようと、ケーキの種類は前年の8種類から5種類に減らした。

また予約販売の割合を8割に増やし、材料の無駄を減らす工夫もしている。

『ストロベリーフィールズ』の藤井社長は「利益の出る仕事ではなくなっているから、お客さまに喜んでもらうために作っています」と話す。

材料費の高騰が続くなか、工夫を重ねて迎える2026年のクリスマス商戦。洋菓子店にとっても厳しい冬となりそうだ。
(テレビ西日本)

