眼鏡枠やサングラスの製造を手がけていた鯖江市の有限会社「山裕」が、福井地裁から破産手続開始決定を受けたことが分かりました。負債は、10億4400万円にのぼるとみられています。
民間の調査会社・帝国データバンクや東京商工リサーチの福井支店によりますと、同社は1982年(昭和57年)10月に創業。大手眼鏡商社を主な得意先として、眼鏡枠やサングラスの製造を受注生産で行っていました。
ピークとみられる2003年9月期には12億円を売り上げていましたが、製造の多くを外注に依存し、収益性は低い水準にとどまっていました。また、海外産地を含めた他社との競合から受注が減少し、2013年9月期には5億5000万円にまで売り上げが減少。
その後、採算性の向上を図るため受注を選別するなどし2024年9月期の売り上げは10億2400万円にまで回復しましたが、採算面が悪く2025年9月期には売り上げが再び8億3600万円に落ち込み、わずかな利益にとどまっていました。
年間の売上高に近い水準まで借入金が膨らんだことで資金繰りが厳しくなり、10月29日までに事業を停止。11月4日に自己破産を申請していました。
負債は債権者116人に対し10億4400万円の見込みです。
