福岡県議会のドンと呼ばれた蔵内勇夫前議長(72)が、金銭授受疑惑について議員辞職後、初めて会見。
「私は嘘をついていない」、その笑顔の訳とは。
福岡県議会前議長・蔵内勇夫氏:
(Q. 新村さんが嘘をついているのか、蔵内さんが嘘をついているのか)私は嘘はついておりません。(Q. 新村さんが嘘をついている)それはご自身の判断で思ってください。私は嘘をついていないということはそうでしょ。
記者の追及に笑みを浮かべる蔵内勇夫福岡県議会前議長。
5日、議員辞職後初めて記者会見を開きました。
蔵内氏が公の場に姿を見せるのは約2カ月半ぶりです。
蔵内氏は「これまで何度も申し上げましたが、私自身について指摘されている金銭授受については、そのような事実はございません。正副議長人事に関し金銭の授受は一切ございません」と、自身に浮上している一連の金銭授受疑惑について、繰り返し否定しました。
疑惑が浮上したのは2026年7月。
福岡県議会で議長を務めた吉松源昭県議など複数の議員が、議長・副議長ポストをめぐり蔵内氏に金銭を渡したと証言。
10月には、副議長経験者の新村雅彦元県議が料亭で蔵内氏に500万円を渡したと、実名で証言しています。
福岡県議会前議長・蔵内勇夫氏:
私に500万円ね~、こうやって紙袋で渡したって。僕には信じられない話なんですけども、そういったことをおっしゃるということには大きな背景があると思ってます。このことはやはり第三者委員会で話すことではないかと思っています。(Q. 新村さんが嘘をついているのか、蔵内さんが嘘をついているのか)私は嘘はついておりません。私は私の確信に基づいて発言しているわけですので、このことを県民の方々がどう評価されるかはわからない。(Q. 納得しないという認識もあるが)それはわかりません。(Q. 今笑われたのはどういう意味)同じこと3分くらいお聞きになってるんで。(Q. 会見はそういうものでは)そうですか、いや慣れんもんですから。
こうしたやりとりを見ていた新村氏は「金銭授受で大きな金を渡したというのは一大事件ですから。インパクトのある事実なので、だから覚えているんであって、それに記憶にないというのは…、個人的には考えられない」と話しました。
また、議長経験者として最初に実名で金銭の支払いを証言した吉松県議は「全てにわたって“はぐらかす”というところが見えた会見だったと思います。私も含めてそうですが、(金銭を)「渡した」と言うほう、告発するほうも世論の批判を受けるわけです。その世論の批判を受ける中でわざわざ嘘は言わないわけです。渡してもいないものを「渡した」と言うわけないわけですから。それが事実じゃないというのはおかしな話だと思います」と話しました。
福岡県議会前議長・蔵内勇夫氏:
お互い意見が対立しているわけですから、そこを第三者委員会、百条委員会で検証いただくことだろうと思います。
会見は約1時間半で終了。
記者の「もう一回会見やりましょう」「説明責任は果たされたとお考えでしょうか」という問いかけに対し、蔵内氏は無言で笑みを浮かべ会場を後にしました。
