約2カ月半ぶりに公の場に姿を見せた福岡県議会の蔵内勇夫前議長。
金銭授受疑惑を改めて否定し、肝いりのワンヘルス政策については持論を述べる場面もみられました。
5日の会見は、蔵内氏の事務所が主催する形で開かれ、会見時間は体調を考慮して1時間30分程度、参加できるのは記者クラブ加盟社に限られ、発言できる記者は1社につき1人、質疑応答の部分は会見終了まで放送や配信ができないという条件がつけられました。
記者クラブ側は直前まで蔵内氏側と交渉を続けましたが条件は覆らず、会見としては異例の形となりました。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「蔵内氏は今は議員でもなく私人といえば私人で、記者会見をめぐっていろんな条件をつけるのは分かるが、これまでの蔵内氏の立場や問題の大きさを鑑みると、ある意味ではまだ公人とも言える。そういう意味ではできる限り長い時間を取っていろんな質問に答えたり、記者クラブの加盟社だけではなく僕らみたいなフリーの人間も入れるとかもう少しオープンなものにするべきだった」と評しました。
会見では記者の質問に蔵内氏は「第三者委員会で明らかにしたい」という趣旨の回答をする場面が多くみられ、質疑応答が締め切られたあとも記者からは「まだ聞きたいことがある」「また会見をするべきだ」といった声も上がりましたが、蔵内氏は答えずに会場を後にしました。
鈴木氏は「県議会というよりも県政全体の問題だ。こういうところをしっかりと県民は見て、来春には統一地方選があるわけだから、どんな県議会を作るべきかしっかり判断して1票を行使してほしい」と話しました。
