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来年度開校の「広瀬ideal高校」 再編で公立高校が40校に減る中で誕生する「アイデアル高校」とは?|FNNプライムオンライン

来年度開校の「広瀬ideal高校」 再編で公立高校が40校に減る中で誕生する「アイデアル高校」とは?

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10月、宮城県教育委員会は、2039年度までに現在68校ある全日制の公立高校を、アイデアル高校4校を含む40校に再編する骨子案を発表しました。
新たに開設される、この「アイデアル高校」。一体どんな高校なのでしょうか?

この日、仙台市青葉区の宮城広瀬高校で行われたのは、来年4月に開校予定の「広瀬ideal高校」の学校説明会。中学生およそ70人とその保護者が参加しました。

広瀬ideal高校の学校コンセプトは、「これまでにない『全日制高校』」。県内初となる単位制の全日制高校で、生徒が自由に時間割を決められることが特長です。

10月21日、県教育委員会が県立高校の再編案を発表しました。
2038年度末までに中学校卒業見込み者数が4割ほど減ることを受け、現在県内にある公立高校68校を再編し、普通科高校を中心に40校まで減らすというものです。

普通科高校が減る一方、4校の設置が検討されているのが、柔軟な学びが可能になる「アイデアル高校」です。

広瀬高校・滝井隆太校長
「広瀬ideal高校の場合は、いろんなことが多様な世の中になってきて、生徒も多様になってきて、その多様性に応えるために学校側も多様になる」

アイデアル高校には学年やクラスという枠組みがなく、時間割は生徒たちがそれぞれ自由に設定します。生徒は文科省が定める必修科目のほかにプログラミングなどのICT系教科や、ジョブ・インターンシップなどの体験系教科など、学校が独自に設定した教科を選んで、それぞれ卒業までに必要な単位を修得していきます。
また、「ベーシックラーニング」という学び直し系の教科は、中学校の授業を勉強し直すだけでなく、自分に合う勉強スタイルを授業のなかで探すことができるのが大きな特徴です。

東北学院大学・稲垣忠先生
「広瀬ideal高校のこのベーシックラーニングのなかでやろうとしているのは、一人一人に本当に学び方を1回考えてもらう時間をたくさん与えること。(苦手科目で)敬遠してたけど、こういう面白さもあったよねと気づくような経験を子供たちがしていくなかで自分の学びをもっと伸ばしていける、そういう支えができるといいなと」

アイデアル高校では、定期テストも行われず、レポート提出などで成績を評価します。柔軟に時間割を設定できるため、集団生活や対人関係に不安のある生徒、自分のペースで学びたい生徒などのニーズにも応えることができます。

学校説明会の会場を訪れた、市内の中学校に通う柴田玲奈さんと母ののぞみさん。玲奈さんは8月にアイデアル高校の体験授業を受け、志望する気持ちが高まったことから面談に来ていました。

柴田玲奈さん
「雰囲気もすごく良くて、授業も受けやすくて、自分に合っている気がするなと思っていました。自分で調べたり、友達と調べたり、先生方に教えてもらったりする授業を受けて、すごく楽しいなと思いました」

玲奈さんは前向きな気持ちを抱えつつも、学校生活がイメージしきれない不安もかかえていました。15分ほどの面談を終えた2人に感想を聞いてみました。

柴田玲奈さん
「面談を通して気持ちがすっきりしたし、広瀬ideal高校に入りたいという気持ちが高まりました」
玲奈さんの母・のぞみさん
「ちゃんと高校の授業も全部受けられるということで。自分のやりたい時間割を作ってできるということですごく魅力的だと思った」

アイデアル高校に期待が高まる中、10月24日に宮城広瀬高校で行われたのは、最後の校舎見学会です。

宮城広瀬高校は、開校からおよそ40年。同じ敷地内にアイデアル高校が開校するのに伴い、再来年度での閉校が決定しています。
来年から仮設校舎での授業が始まることを受け、卒業生たちおよそ160人が別れが迫る校舎の姿を一目見ようと集まりました。

卒業生たちは校舎をまわりながら学校生活を懐かしみ、広瀬高校が閉校してしまう寂しさをにじませました。
2024年に卒業した男性ら
「やっぱり懐かしい気持ち。思い出を振り返りました」
「少し寂しさもありながら巡りましたね」

1997年に卒業した女性ら
「泣きそうになりました。いろんな思い出がよみがえってね」
「場所ごとに『ここでこういうことをしたな』と思い出せるからね」

寂しさを感じる一方で、同じ敷地内に新たに開校するアイデアル高校にも期待を寄せました。

1997年に卒業した女性
「私たちがきょう感じたように、これから新しい学校に通う子たちも、また時間が経って同じような気持ちになれるような時間を過ごしてほしいなと思います」

宮城県内の高校教育が大きな転換期を迎える中、開校する広瀬ideal高校。
生徒たち自身が自由に創り上げていく新たな学校に、担当者も期待を寄せています。

県教委県立高校開設準備第一班 村岡正良班長
「スクールコンセプトは自分開花としている。生徒それぞれのスタイルで自分の夢を叶えられる、少しずつ少しずつ自分のペースで進められる学校になるので、いろんな人に受験してもらいたい。」

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