ファンが待ち望んでいたその瞬間。
“松井コール”がグラウンドに響き渡りました。
恩師・長嶋茂雄さんの監督時代の背番号を継ぎ、読売ジャイアンツ球場に現れたのは松井秀喜新監督(52)、背番号「90」です。
巨人・松井秀喜新監督:
みんなと一緒にユニホームを着て、一緒に仕事できること、一緒に戦えること、
巨人の秋季キャンプ初日、球場には松井監督の背番号「90」のユニホームを着た人々に加え、松井さんの名前入りタオルを広げる人などもいました。
巨人ファン歴58年の人に「松井新監督に期待すること」について聞いてみると、「松井監督ならば、やはり強い常勝巨人軍の復活に必ずつなげてくれる」と話していました。
さらに、自作の松井うちわを披露する巨人ファン歴30年の人は「また何年ぶりに(うちわを作る)作業を。(Q.改めて作った思いは)本当にニヤニヤしながら…」と話していて、うちわをよく見ると、「松井」の裏側に「高橋」の文字がありました。
現役時代、松井さんとともに強力上位打線を組んでいた高橋由伸さん(51)、清水隆行さん(53)がそれぞれヘッドコーチと打撃コーチに就任しました。
2000年前後の華やかな巨人軍を知るファンにとってはたまらない“松井ジャイアンツ”の船出となりました。
午後1時ごろ、「90」の番号が刻まれたウェアに袖を通した松井監督はチーム全体に向けあいさつをしました。
その途中、何やら後方を指す様子が。
巨人・松井秀喜新監督:
“あの旗”を輝かせてください。過去の栄光で輝いている旗じゃかわいそう。「伝統」「プライド」もう一回つくり直して、これから毎日毎日1試合1試合、そしてシーズンを重ねていけば、新たなジャイアンツの姿になる。
そして、松井新監督は現在の巨人を長年引っ張ってきた坂本勇人選手や、ニューヨーク・ヤンキースの後輩にも当たる田中将大投手らと固い握手を交わし言葉を交わしていました。
巨人・松井秀喜新監督:
(選手にかけた言葉は)意識的な部分ですよね。こうやってジャイアンツの人間として(ウェアを)着るのは二十何年ぶりなので、感慨深い感じがします。
監督として本格始動の初日にグラウンドで松井さんが発した言葉。
巨人・松井秀喜新監督:
ジャイアンツ。昔は特別な球団でしたよ。今もそうかもしれない。でもそれは“過去の先輩”のおかげなんで、我々が新たな強いジャイアンツをつくっていかなくちゃいけない。
長嶋さんの思いを受け継ぎつつも新たな強い球団を作りたい。
この日詰めかけた延べ約3000人のファンは、松井ジャイアンツの初日をどのように受け止めたのでしょうか。
ファンからは「他の選手とかとは違う迫力がありました」「すごいです、人がいっぱいで。こんなに人が多いのは初めてです」「これから新しい巨人が始まるなって」「日本一になって銀座のパレードを」といった声が聞かれました。
