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親の介護は“仕事をしていない人”が担うべき?「時間があるから」で共依存に陥ってしまった親子のケースと変えてはいけない生活スタイル|FNNプライムオンライン
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親の介護は“仕事をしていない人”が担うべき?「時間があるから」で共依存に陥ってしまった親子のケースと変えてはいけない生活スタイル

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特に、責任感が強く、これまで真面目に生きてきた人ほど、自分を優先することに強い罪悪感を抱えてしまうようです。

そんな相談を受けるとき、私は「その罪悪感は、無理に払拭しようとしなくていいですよ」と答えています。むしろ、そうした重みを感じたままでいいと思います。

罪悪感を解消しようと躍起になると、極端な行動に走りやすくなるからです。でも、そうやって自分の生活を犠牲にして出した答えが、必ずしも良い結果を生むとは限りません。

向き合うのは自分の中の罪悪感

【ルール】仕事を続ける罪悪感とはうまく付き合う
罪悪感を覚えたときほど、大きな決断をしないでください。退職、同居、毎日の付き添いなどをその場で決めず、「これは親のための判断なのか、世間体への反応なのか」と一度立ち止まることが大切です。

向き合うべきは親ではなく、実は「自分の中にある罪悪感」そのもの。どうして、あなたはそれほどまでに申し訳なさを感じるのでしょうか?

よくよく突き詰めてみれば、それは親への愛情というよりも、「世間体」や「他人の目」に縛られているのかもしれません。「近所の人に冷たいと思われないか」、「親戚から叱られるのではないか」……。

私たちは幼いころから、「みんなと同じように」「他人に迷惑をかけないように」と教え込まれてきました。しかし、介護には正解がありません。みんなと同じことをしていれば報われるというわけでもない。他人がどう思おうと、あなたと親の関係は、お互いに自立したものでいいのです。

「他の人はもっとやっているのに、自分はできていない」という比較から生まれる罪悪感は、本当の意味での親孝行を邪魔してしまいます。あなたが無理をして、疲れ果て、心の中で親を疎ましく思ってしまう……親にとって、そんな状態は最も悲しいことではないでしょうか。

「罪悪感がある」ということは、それだけあなたが親を大切に思っている証拠でもあります。だから、その気持ちを消そうとするのではなく、「ああ、自分は今、罪悪感を抱えているんだな」と、そっと横に置いておいてください。

自身の生活を充実させることで、親のことを考える時間を少しずつ減らしていくことも、罪悪感と上手に付き合う方法の一つです。

【POINT】
・やること→罪悪感は消そうとせず、抱えたまま「うまく付き合う」
・やらないこと→罪悪感で大きな決断をしない

『介護前夜の教科書 親と自分の人生を壊さないための備え』(講談社)

川内 潤
NPO法人となりのかいご代表理事。社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士。著書に『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』(共著、日経BP刊)、『親の介護の「やってはいけない」』(青春出版社刊)ほか多数。

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川内潤
川内潤

NPO法人となりのかいご代表理事。社会福祉士、介護支援専門員、介護福祉士。1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に「となりのかいご」を設立。以後、企業・自治体・個人に向けて、仕事と介護の両立や家族介護の相談支援を行う。厚労省事業の委員を務め、育児・介護休業法改正では国会に参考人として出席。いかなる介護状態になっても余裕を持って関わり「何が本当の親孝行か」を考え続けることを提唱している。著書に『親不孝介護 距離を取るからうまくいく』(共著、日経BP刊)、『親の介護の「やってはいけない」』(青春出版社刊)ほか多数。

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