完成から実に12年。
開通が先送りにされてきた中国と北朝鮮を結ぶ“開かずの橋”にとうとう動きが。
一体、何が起きているのか。
FNNのカメラが独自取材しました。
中国と北朝鮮の国境の町、丹東。
“北朝鮮を眺める観光地”として連日、多くの観光客が押し寄せる人気スポットとなっています。
川沿いには、中朝の文字がたくさん並んでいます。
1943年に開通された「中朝友誼橋」が現在も中朝の物流ルートを支えており、物資を運ぶトラックの往来が盛んに行われています。
そんな丹東で今、大きな変化が起きています。
その舞台が、全長約3kmにわたって中朝を新たに結ぶ「新鴨緑江大橋」です。
中朝間の物流拡大などを目指し、中国側の負担で2014年に完成。
しかし、中国との関係が悪化していた北朝鮮が税関の建設を先延ばしするなどして、開通延期に。
完成から12年、一度も本格的に使われることがありませんでした。
ところが今、眠っていた橋に動きが。
ハングルで「朝鮮民主主義人民共和国」と書かれた巨大ゲート。
その先では工事が進められ、「税関」や「検査所」など複数の施設が姿を現していました。
「徹底的に貫こう」や「金正恩将軍万歳」などと書かれたスローガンも。
また、大きな荷物を担いで運ぶ北朝鮮の兵士とみられる姿も確認できます。
走行テストでしょうか。
荷物を積んでいない複数のトラックの往来も確認されました。
一方、中国側にも変化が。
橋のたもとには、まるで人気観光地のように大勢の人が集まり、カフェのテラスで“北朝鮮ウォッチング”を楽しんでいました。
女性:
私は大橋の近くに家を買ったんです。大橋が開通したら住宅価格も上がってくれればいいなと思っています。
中国と北朝鮮は2025年9月と2026年6月に相次いで首脳会談を行うなど関係改善が進み、中朝の国交樹立77年となる6日に合わせ、橋が開通する見方も出ています。
