習主席への異例のもてなしが目立った今回の米中首脳会談。双方の思惑についてワシントン支局の林英美支局長の解説です。
トランプ大統領の最大の狙いは、習主席との友好な雰囲気を演出する事でしたが、AIや台湾の問題をめぐり双方の隔たりは大きく先行きは見通せません。
トランプ大統領は習主席を機密性の高い情報が扱われる大統領専用ヘリコプターの中に案内するなど、この2日間、極めて異例の形で親密さをアピールしました。
11月の中間選挙をにらみ国内にアピールできる「経済的な成果」を引き出したい思惑があります。
これに対して習主席もパンダをアメリカに贈ると発表するなど友好ムードを演出しました。
しかし台湾問題について習主席は従来の立場を崩しておらず、またAIに関しては、「双方で対話を継続する」ことで一致したことにとどまり、安全性に関する見解が両首脳の間で大きく異なるなか、規制などで合意するのは厳しい状況です。
2人は11月のAPECなどで再び首脳会談を行う可能性がありますが、予断を許さない状況が続きます。
