厳しい経営状況が続く桜島フェリーで、早ければ2027年夏から大人の運賃を現在の250円から400円へ、150円引き上げる方針であることが明らかになった。2024年夏に値上げされたばかりの運賃が、再び改定される見通しだ。
現金・カード払いで大人250円→400円に
9月18日、桜島フェリーを運営する鹿児島市船舶局が明らかにしたもので、現金やクレジットカードなどで支払う場合、大人の運賃は現在の250円から150円増の400円に、子供の運賃は現在の130円から200円とする方針だ。

一方、桜島の住民をはじめ日常的な利用者の負担軽減を図るため、定期券や回数券、ラピカなどの支払い方法と車両運賃は据え置きが検討されている。市船舶局の堀田竜也次長は「日常的に使う人の負担を小さくした今回の運賃設定にした」と、その狙いを説明する。
年間約2億300万円の増収を見込む
今回の運賃値上げによって、年間約2億300万円の増収が見込まれている。船舶局では今後、運賃改定の関連議案を市議会に提案し、可決されれば2027年7月から値上げをスタートしたい考えだ。
堀田次長は「持続的に運営していくためにどうしても必要な値上げになるので利用者に理解してほしい」と話している。

観光客や地元住民の足として重要な役割を担う桜島フェリー。経営の持続性を確保しながら、地域のライフラインを守り続けるための難しい判断が続く。
【動画で見る▶桜島フェリー】大人運賃150円値上げの方針 厳しい経営状況続く 】

