富山市公設地方卸売市場の敷地内に完成した複合商業施設「アクロスプラザ富山掛尾」の営業が18日から始まりました。
市場に誕生した新たな買い物拠点、店の特徴を取材してきました。
この施設は、富山市公設地方卸売市場の再整備の一環として市と大和ハウス工業などの企業グループが整備したものです。
コンセプトは「まちに開かれた生活市場」
「商業施設棟」に出店する4店舗のうち18日の朝は3店舗がオープンしました。
「平和堂」が手掛ける食品スーパー「アルプラフーズマーケット」
開店を前に100人ほどが列を作りました。
Qきょうは何時から並んだ?
*近所に住む客
「7時くらい。毎日ここを通るので便利になった。新鮮な商品が多いと思う」
*入善町から
「野菜が安そうでブロッコリーなど狙っている。品揃え(に期待)」
そして午前8時45分、予定より15分前倒しでオープンし買い物客でにぎわいました。
約600坪の大きな売り場、その特徴は…
*リポート
「店に入るとまず目を引くのが富山市場直送と書かれたコーナーです県産の新鮮な野菜や果物がところ狭しと並んでいます。中でも葉物野菜はけさ収穫されたばかりだということです」
目玉は生鮮食品の市場直送。
すぐそばの市場から直接仕入れた鮮度のよい野菜や果物を豊富に取り揃えていて、売り場には県内の35歳以下の若手農家たちが作った地場産の特設コーナーが設けられています。
*県内35歳以下の農家グループ『F35』 大石和代表
「新鮮なものをすぐに届けられて農家側もうれしい。客に『富山にもっと美味しいものがある』と知ってもらえたらうれしい」
さらに店の奥に進むと…
*リポート
「鮮魚コーナーです。富山湾朝どれの魚、全国各地の新鮮な海の幸が並んでいます。威勢の良いかけ声も相まって食品スーパーではなく魚市場に来たような感覚を覚えます」
富山湾で朝水揚げされた旬の魚や北海道産のベニズワイガニなど並び、切り身や総菜なども人気を集めていました。
*客は
「地元だからお魚多い方が良いですね。品揃えが豊富やねここは。これだけ広いからね」
*客は
「直送のものもすごく安くて(野菜が)袋に入っていってないから”きときと”のままだし自分の目で見て選べるのが良い。最初『カット野菜でも』と思っていたけれど久しぶりにまるごとのを買った」
交通量の多い国道359号と41号が交わる「掛尾町交差点」のそばに位置するこの店。
平和堂によると商圏となる3キロ圏内に富山市の人口の2割、約8万5000人が住んでいます。
周辺には競合店も多いなか、平和堂としてはファボーレにある「アル・プラザ富山」以来、26年ぶりに県内での出店を決めました。
市場そばの豊富な品揃えをいかし、子育て世代や単身世帯に向けた総菜も充実させ、競合他社と差別化を図りたいとしています。
*アルプラフーズマーケット富山掛尾店 沢辺勇治店長
「市場隣接がやはり最大の特徴であり武器。他社を圧倒する鮮度感と、生鮮を中心とした独自化、ライブ感を提供する店舗を目指す」
一方、同じく18日にオープンしたスポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」
初心者からアスリートまで様々な競技に対応したウェアや道具などが多く揃います。
力を入れているのが大型の実店舗ならではの「シューズ」の品揃えです。
日常使いのスニーカーから競技用の本格的なものまで豊富に取り揃えていて、3D計測器で足の形を計測しAI診断を交え、自分の足にあったシューズを選ぶことができます。
*リポート
「トレッキングシューズの売り場です。こちらでは砂利道や木材のチップ、岩場など様々な状態の足場でシューズを試すことができます」
このほか登山やキャンプ用品など富山ならではの需要を見込みアウトドア用品が多く揃えられています。
*スーパースポーツゼビオアクロスプラザ富山掛尾店 坂内拓実店長
「生活の中心となる国道沿いに位置している。仕事帰りなど客の生活インフラを支えるメリットのある店だと思う。足元から提案してサポートしていけたら」
このほかアクロスプラザ富山掛尾では、家電を中心に家具や日用品などをそろえる「ヤマダデンキ」の大型店舗が来週オープンするほか、来年2月には昭和レトロをコンセプトに海鮮丼や定食、ラーメンなどを提供する「にぎわい施設」棟が来年2月にオープンする予定です。
改めて、18日に公設卸売市場の敷地内にオープンした「アクロスプラザ富山掛尾」の全体像をみていきます。
「商業棟」には4つの店が入り、18日は平和堂が手掛ける食品スーパー「アルプラフーズマーケット」サンドラッググループによる「ドラッグトップス」
スポーツ用品店の「スーパースポーツゼビオ」の3つが開店しました。
来週25日には家電を中心に家具や日用品などをそろえる「ヤマダデンキ」の大型店舗がオープンします。
また、注目は来年2月にオープンする「にぎわい施設」棟です。
昭和レトロをコンセプトに海鮮丼や定食、ラーメンなどを提供する飲食店が入居し、市場と連携したイベントも予定されています。
市場の再整備事業が富山にどのような「にぎわい」を生み出すか注目です。
