TSKとJALのコラボ企画。
今回はJALふるさと応援隊の山崎南々子さんが、千葉県から鳥取県大山町へIターンし、経験ゼロから梨づくりを始めたすてきなご夫婦を取材しました。
後継者としてだけでなく、地元の魅力にもつなげたいと理想の梨づくりに挑んでいらっしゃいます。
大山を望む小さな集落、大山町羽田井地区。
収穫シーズンを迎えた梨園を訪ねました。
梨農家の本間晋さんと、妻の唯さん。
7年前に千葉県からIターンし、2年前に梨農園「梨屋こうさてん十」を開きました。
梨園は広さ1ヘクタール。
新甘泉や王秋など、約10品種を栽培しています。
この中でいま、収穫時期を迎えているのが…。
本間唯さん:
「かおり」という品種なんですけど、“幻の梨”とも言われていてすごく生産量の少ない貴重な梨です。
安定して栽培するのが難しく、“幻の梨”とも呼ばれています。
JALふるさと応援隊・山崎南々子さん:
すごい!梨の香りがします。
青梨の一種で、その名前の通り華やかでフルーティーな香りが特徴です。
1日にコンテナ40箱、重さ約500キロを収穫。
なかなかの重労働が約2か月のシーズン中、ほぼ毎日続きます。
本間唯さん:
大変。たまにモチベーション下がりますけど。
本間晋さん:
こういう大きい梨が取れると、そのとき頑張ってよかったなっていうふうに思ってますね。
「袋かけ」などの作業が続く初夏のころには、朝6時から夜7時まで働きづめになる日も。
こうした苦労に加え、天候も味方して2026年の出来は上々です。
本間唯さん:
こんだけずっしり育ってくれたからいいですね。
収穫したての自慢の梨をいただきました。
JALふるさと応援隊・山崎南々子さん:
最初にみずみずしさが来て、そのあとさっぱりとした甘みが口に広がります。
すっきりとしたくどくない甘さです。
そのままでももちろんおいしい梨ですが、自宅でもできるおすすめのアレンジを教えていただきました。
「梨キムチ」です。
一口大に切った梨をキムチの素と和えます。
本間唯さん:
召し上がってください。
JALふるさと応援隊・山崎南々子さん:
おいしいです。
梨のさっぱりとした甘みと、キムチの酸味辛味が相性抜群です。
さまざまな梨の味わい。
鳥取に来たからこそ知ることができました。
千葉県で暮らしていた本間さん夫妻、唯さんは観光関係の仕事、晋さんはIT企業勤務やカメラマン、ともに農業とは縁がありませんでした。
しかし…。
本間晋さん:
コロナが来て、いつも通ってるスーパーから食品が消えたんですよね。都市ってなんでもあるようで何もないんだなみたいな、そういうのを実際に肌で感じて。
コロナ禍をきっかけに生産者として食を支えたい…そんな気持ちが芽生えたとき目に入ったのが、大山町の地域おこし協力隊の募集でした。
本間晋さん:
給料が出てたりするので、やっぱ3年間のうちは研修に集中できるっていうのが1番大きいなと思って。
採用が決まり、夫婦で大山町に移住。
後継者を探していた農家の元で2年半働きながら梨づくりを学び、独立しました。
大山町で誕生した1歳の息子・泉くんと猫2匹、犬1匹に囲まれて、田舎暮らしを楽しんでいます。
本間唯さん:
自然との距離が近いのが一番で、ふと思ったときに山に行ける、自分が食べるものにしても生産地が近いというか、食に関する幸福度がめちゃくちゃ上がった気がします。
JALふるさと応援隊・山崎南々子さん:
梨農家として、今後目指すところはどのようなところでしょうか?
本間晋さん:
まずはその農業生産、販売の事業を安定させていく。
そのあとにカフェなのか宿泊業なのか、人がつながるような場所を作っていきたい。
本間唯さん:
海外の人に向けても、そういう梨の素晴らしさとか、この地域の暮らしの美しさみたいなものを伝えていけたら。
異色の転身から6年。
本間さん夫妻は豊かな自然とかけがえのない家族に囲まれながら、ここでしかできない理想の梨づくりを目指します。
小泉陽一キャスター:
すてきなお二人でしたね。
JALふるさと応援隊・山崎南々子さん:
初めての土地で経験のない仕事に挑戦するというのは不安も大きかったと思いますが、ご夫婦が二人三脚で歩んできたからこそ、おいしい梨ができているのだと思います。
小泉陽一キャスター:
本間さんの農園で、これからそのような梨ができるのか楽しみです。
