社会インフラの老朽化や災害への対応が課題となる中、高校生が建設業の最先端技術を見学する授業が行われました。
17日午後、広島市安芸区にある砂防ダムの建設現場。
県立広島工業高校・土木科の2年生およそ20人が見学するのは、作業機械の遠隔操作と自動運転を組み合わせた国内最先端の技術です。
今回の見学会は、広島市内の建設会社と国土交通省が協力して実現しました。
この建設現場では、土砂を積み込む機械が遠隔で操縦されます。
積み込まれた土砂を運ぶトラックは、自動運転で目的地まで移動します。
【オペレーター】
「(トラックを)呼び込むスイッチと発信させるスイッチと」
Q:あとは自動で運転をしている?
「そうです」
【見学した高校生】
Q:初めて見る?
「初めて見ます」
「未来の土木という感じです」
Q:初めて見る?
「初めてです」
自動運転で土砂を運ぶトラックは、上空を自動で飛行するドローンによって収集した地形や障害物などの情報をAIを活用して分析し、適切なコースを選んで移動します。
現場のデータは、リアルタイムで分析され、「見える化」されていきます。
【工事を担当する鴻治組・今井和義課長】
「2秒に1枚写真を撮ったデータが3Dのデータに変換されていきます。3Dモデルソフトで作った設計データと今回の写真から生成した現在の3Dデータを重ねてその差を色表示しています」
この建設現場は、自動運転や遠隔操作、AIの活用によって、1人のオペレーターで作業が進められています。
最新の土木技術を見学した高校生たちは…。
【見学した高校生】
Q:やりたくなりましたか?
「やりたくなりました。運転しているものなど見ていてゲームみたいで面白そうだったので」
「土木は汚いというというイメージが強いが、全くそういうところが無かったり」
【工事を担当する鴻治組・今井和義課長】
「今後はAIで自動で走行するような形、そういった技術がどんどん発展していく中で、安全性や生産性が向上していければ未来のある建設業になっていく」
社会インフラの老朽化や増加する災害への対応が課題となる今、建設や土木の現場を新たな技術が支えています。
