東京都の会社役員滝口涼介被告は、去年11月指定薬物「エトミデート」が含まれた液体が入ったカートリッジを当時、現役だった広島カープの選手に郵送し、譲り渡した罪などに問われていました。
16日の裁判で滝口被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は滝口被告がSNSで繋がった外国人からカートリッジを入手し自身で使用したほか元選手に渡していたなどと指摘。
被告人質問で、滝口被告は、「去年4月ごろ東京のバーで使っているときに選手が興味を持ったのでやってもらった」「このほかの人には渡していない」などと供述しました。
続く論告で、検察側は所持と譲り渡しの常習性が認められることなどから拘禁刑2年を求刑。一方で弁護側は社会的制裁を受け反省しているとして執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は即日結審し、広島地裁は拘禁刑2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
■元選手と滝口被告の供述に食い違い
16日の裁判でわかった事件の流れを整理します。
滝口被告は、SNSを通じて知り合った外国人の男性から5~10回にわたりエトミデートを購入し「寝るために使っていた」と供述していました。
また、当時現役だった広島カープの選手と滝口被告が出会ったのは去年4月ごろで東京都内のバーでした。
滝口被告がエトミデートを使っているときにその選手が興味を示したのでそこで渡したと。これをきっかけに、その選手からの依頼に応じ「野球カードのBOX」とウソの記載して郵送したこともあると話していました。
元選手は自身のSNSを通じて「自分を含め6人のカープ選手が同じ人物から指定薬物を購入していた」と明かしていましたが、16日、滝口被告は「元選手以外には渡していない」と話しているのです。
ーーこのあたり2人の話していることが違うので、そこに少し疑問が残りますね。
そうですね。その一方、検察の論告では、被告人のスマートフォンでのやりとりからは、他の第三者にもエトミデートを譲り渡していたと推察できると指摘をしていたのです。
7月末には、県警が矢野選手と前川選手の自宅を家宅捜索するなど余波は広がっています。
