全国各地で大雨による浸水被害などが相次いで発生し、犠牲者も出ています。そうした水害時の迅速な救助活動につなげようと、新潟市で消防が都市部での水害を想定した救助訓練を行いました。
8月、千葉市などを襲った豪雨。水没した車に取り残されるなどし、13人の命が犠牲となり、46人が重軽傷を負いました。
豪雨被害は県内でも。7月には新潟市の中心部を大雨が襲い道路が冠水したほか、複数の建物が浸水するなどの被害が出ています。
都市部でも相次ぐ水害に対応しようと、新潟市消防局が初めて行った都市型水害救助訓練。
屋外プールを使い、まず行われたのは住民をボートで搬送する訓練です。
冠水すると水がにごり、足下の様子が確認しづらくなることから、隊員たちは障害物に見立てたポリタンクをよけながら慎重に進んでいきます。
【隊員】
「旋回するときに、ちょっと重みがかかる」
さらに、住宅に住民が取り残されたことを想定した救助訓練では、ボートに乗った隊員たちが水中にはしごを立て、救出するまでの手順を確認したほか…
【記者リポート】
「今、ボート上にはしごが立てかけられました。先ほどよりもさらに足下が悪く、ボートを固定するのが難しくなっています」
住宅の屋根の上に避難した住民を救助する訓練も行われ、隊員たちは都市部で水害が起きた際の安全な救助方法について学んでいました。
【新潟市北消防署 杉浦恭平 消防士長】
「街が浸水すると市民の皆様が非常に不安になると思うので、そういった場所ですぐに救出できるように、これからも訓練を重ねていきたい」
新潟市消防局は今後も水害の発生を想定した訓練を定期的に行う方針です。
