長雨の影響による異変は観光地にも広がっていて、埼玉・長瀞町では名物の「ライン下り」が11日連続で運休となりました。一方、佐賀県では深刻な水不足が続いていて、32年ぶりに減圧給水が始まりました。
川増水で「ライン下り」11日連続運休
埼玉・長瀞町で有名な「ライン下り」。渓谷の急流を舟で下るスリルと大自然の絶景を満喫できる人気のレジャーです。

ところが、長引く雨で川が増水していることから、ライン下りは運休。ライン下りの出発地点には、普段は並んでいるはずの舟が1艘もありません。
東京から来た観光客:
本当は川下りもやろうと思ったんですけど、さすがにできなかったので。(雨が)思ったよりも降っていて、結構やばいなって感じた。早く引き返そうと思う。

秩父鉄道が運航するライン下りは、16日で11日連続の運休となり、シルバーウィークが始まる19日以降も再開の見通しは立っていないといいます。
長瀞最大級のバーベキュー場も同様に雨による異変に不安を抱いていました。

長瀞 古沢園・古澤正賢店長:
いま5件くらいシルバーウィーク期間でキャンセルがきている。例えばシルバーウィークずっと晴れているのと、このまま雨が続くとなったら、100万単位で影響がある。うどん作り体験や魚のつかみ取りみたいな体験は結構問い合わせが増えてきているので、そういうところを伸ばしていきたい。
「袋田の滝」は長雨で大迫力に
続いて取材したのは、茨城県の人気観光スポット「袋田の滝」。袋田の滝は、茨城県の「華厳の滝」や和歌山県の「那智の滝」と並ぶ日本三名瀑の1つです。
チケットを購入し、滝に続くトンネルを抜けると、そこには大迫力の光景が広がっていました。長雨の影響で水量が増え、平常時から眺めが一変、茶色く濁った水が岩肌を激しくたたいていました。観光客も、この水の多さにビックリです。

水戸から来た観光客:
こんなのはめったに見られない。
埼玉・所沢からきた観光客:
晴れてるときも見たいけど、水の量が多いのがとてもいいな。

水戸から来た観光客:
いま滝がすごいってウワサで聞いていたので、どんなものか見に来たけど想像以上。こんな…ちょっと怖いくらい。
滝から徒歩7分のところにある飲食店で話を聞きました。
滝本屋本店・小室圭佑社長:
“雨だから袋田の滝”なんて言って来る方も増えていて、雨の割には(観光客が)多い。
年間で6000個売れるというゆず味噌が人気で、5連休のにぎわいに期待しているとする一方、空模様への不安も口にしました。

滝本屋本店・小室圭佑社長:
台風が来ているということで心配。袋田の滝はトンネルから見られるので雨でも来てほしい。
佐賀では深刻な水不足 32年ぶり「減圧給水」
長雨の影響を受ける観光地がある一方で、渇水に悩むエリアもあります。

佐賀・伊万里市では、15日から蛇口から出る水の量を減らす「減圧給水」が32年ぶりに始まりました。
水が欠かせない鮮魚店では次のような声が聞かれました。
久保田鮮魚・久保田美路子さん:
この辺を水洗いして、冷蔵庫の中の霜が付くのでそっちにも水を使う。やっぱりお水はないと困ります。
ためた水を使うなど、自宅での洗い物には節水を心がけているといいますが、生鮮食品を扱う以上、店での節水には限度があります。
久保田鮮魚・久保田美路子さん:
こっち(店)ではやっぱり削れないというところがある、衛生面で。今のところ雨が降ってもらうのを待つだけですね。
(「イット!」9月16日放送より)

