インターネット上の住所といわれる「ドメイン」を巡る問題についてお伝えします。大分県の臼杵市の特設サイトで使われていたドメインが第三者に取得され、成人向けサイトに使われていることがわかりました。市はアクセスしないよう呼び掛けると共に再発防止策を講じる考えです。
◆TOS佐野格記者
「臼杵市の食文化をPRするため2021年に作られたこちらのチラシ。QRコードを読み込むと全く関係のないサイトにつながることがわかりました」
問題となったのは市が2021年に作成した「うすき美食道プロジェクト」の特設サイトです。
プロジェクトは終了していますが8月、観光客がチラシのQRコードを読み込んだところ、成人向けのサイトに繋がったということです。
このドメインの契約は2026年2月まででその後、第三者が取得し利用したとみられます。
この問題について16日開かれた市議会の一般質問で山手耕議員が市の考えを質しました。これに対し市側は次のように答えました。
◆臼杵市秘書・総合政策課望月裕三課長
「一度取得したドメインは安易に手放さない。あるいは適切に管理維持するなど全庁的なルールを徹底する必要がある」
こうした問題について情報セキュリティーの専門家は…。
◆大分大学理工学部 池部実講師
「ドロップキャッチと呼ばれる現象でもともとあったドメイン名が契約が切れたらそれを第三者が取得して別目的で使うということはよく起きる」
また、手放したドメインが個人情報を抜き取るフィッシングサイトなどで使われる危険性もあるため契約を終える場合には注意が必要だと指摘します。
◆大分大学理工学部 池部実講師
「(ドメインを)実際にずっと維持管理するのか契約が終わったら『使い終わりました』と宣言するとか(終了後に)第三者に取得される可能性があることを意識して契約をすることが一つ大事なポイントだと思う」
今回の問題を受け、臼杵市は再発防止策としてウェブサイトの適切な管理に向けたガイドラインを年内にも策定する方針です。
