アメリカでAI=人工知能の規制をめぐり、政治的に対極な2人が異例の一致を見せました。
民主党系左派のバーニー・サンダース上院議員と、トランプ大統領の元側近のスティーブ・バノン氏が15日、ワシントンで開かれたAIのイベントに相次いで登壇しました。
サンダース氏は、「AIは数千万の雇用を失わせ、職業そのものを消滅させ、若者が労働市場に参入することを難しくする可能性がある」と雇用に与える影響に強い懸念を示しました。
一方、バノン氏も「まずやるべきことは開発のペースを落とし、何が起きているのかを正確に理解することだ」と主張しました。
さらに、AIのリスクを指摘したサンダース氏の主張を評価し、「左のサンダース氏と右のバノンほど、党派色の強い2人はいないだろう」として、党派を超えて協力する必要性を訴えました。
ただ、中国をめぐっては異なる主張を展開しました。
サンダース氏が24日の米中首脳会談で、AI開発の一時停止に向けた協議を求めた一方、バノン氏は中国のAI開発を抑えるためアメリカ製半導体の供給を止めるべきだと主張しました。
米中首脳会談を来週に控える中、AIの開発と規制をめぐる議論が党派を超えて巻き起こっています。
