岡山市の女子高校生が発見した小惑星が9月、国際的に新しい惑星と認められました。この小惑星の名前に選んだのは、自らが通う学校でした。
◆岡山市の女子高校生が新しい惑星を発見!その名を自らが通う母校「ダイアンジ」に
(岡山大安寺中等教育学校5年 藤井衣織さん)
「「ダイアンジ」と名前を付けました。この学校が好き。「ダイアンジ」と名前を付けることで天体に興味を持ってくれる人が増えたらすてき」
藤井衣織さん、岡山市の岡山大安寺中等教育学校に通う高校2年生です。9月7日、藤井さんが見つけた小惑星が天文学の国際的な組織によって新しい惑星と認められ、「ダイアンジ」という名前が、世界に発表されました。
◆地球から2億6000万キロ離れた小惑星「ダイアンジ」どうやって見つけた?
小惑星「ダイアンジ」は、地球から2億6000万キロ離れた火星と木星の間を公転する小惑星です。
藤井さんが小惑星を見つけるのに使用したのは、パソコン上で天体を観測することができるウェブサイト「コイアス」です。写真を拡大すれば肉眼では見られないほどの小さな星も観測できます。
◆小惑星を見つけたときは思わず「夢がかなったのかな」
藤井さんはこのサイト上で、同じ惑星を観測していた人たちとともに「ダイアンジ」を発見しました。
(藤井衣織さん)
「うれしさで飛び上がった。夢がかなったのかな」
◆パソコン上での天体観測とはいえ…「天文学の知識がある程度ないと難しい」
藤井さんは2年前、倉敷市のライフパーク倉敷科学センターで「コイアス」を学ぶワークショップに参加したことをきっかけに、パソコン上での天体観測を始めました。
(ワークショップを開いた ライフパーク倉敷科学センター 三島和久学芸員)
「画像の中からかすかに動く天体を見つけるのはかなり大変。天文学の知識がある程度ないと難しい。しっかり勉強して努力もしたはず」
◆「宇宙は遠い場所だけど、誰でも貢献できることがある」
2年の間に1万個以上の小惑星の観測を続けた結果見つけた新惑星。その名前に選んだのは、自らが通う学校の名前でした。
(岡山大安寺中等教育学校 三村美紀校長)
「母校愛を感じた。学校生活を生き生きと楽しむ藤井さんらしい考えで、喜んでいる」
(藤井衣織さん)
「宇宙は遠い場所だけど、誰でも貢献できることがある。意外と近いのかも。いろんな人に宇宙の魅力を伝えられる仕事ができたらすてき」
幼いころ父親と行ったプラネタリウムを見て宇宙に興味を持ったという藤井さん。今回の新惑星の発見によってますます宇宙への思いを強くしたようです。
