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「美しいものを長く使う」。100年前から受け継ぐ資生堂のレフィル文化 使うたびに心が豊かになるものづくり
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「美しいものを長く使う」。100年前から受け継ぐ資生堂のレフィル文化 使うたびに心が豊かになるものづくり

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データ提供 PR TIMES
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「レフィルは、環境に配慮するためのもの」。そんなイメージを持つ人は多いかもしれません。しかし、資生堂が約100年前からレフィルと向き合ってきた理由は、それだけではありません。

資生堂は、約100年にわたり、当時の思いを受け継ぎながら美容の世界におけるレフィル容器の可能性を追求し続けてきました。長く愛着を持って使える美しさと、環境への配慮を両立すること。その考え方は時代とともに進化し、現在へと受け継がれています。

100年続くレフィルには、どのような思想が込められているのでしょうか。資生堂グローバルイノベーションセンターでレフィル開発に携わる小橋佳彦に、その歩みと次の100年への挑戦を聞きました。

サステナブルな商品があふれる今、化粧品に求められるもの

環境に配慮した商品が身近になり、化粧品でもレフィルは一般的な選択肢になりつつあります。

現在、資生堂ではグローバルで37ブランド・1,014SKU(※2025年時点)の「つめかえ・つけかえ」容器を展開しています。

一方で、毎日触れる化粧品だからこそ、単に環境に配慮しているというだけでは語りきれない価値があります。資生堂グローバルイノベーションセンターで容器の研究開発を担当する小橋佳彦は、化粧品容器に求められる本質をこう語ります。



小橋 「化粧品は、単に使いやすいといった機能性や環境対応だけでは不十分だと考えます。手に取った瞬間の高揚感やデザイン、ブランドの世界観といった情緒的な価値まで満たして初めて、ひとつの商品として成立します。環境に配慮しながらも、妥協のない美しさをどう表現するか。その挑戦がレフィル容器の開発にも込められています。」


レフィルは、環境への配慮か、美しさか、どちらかを選ぶのかではなく、その両方を高いレベルで実現すること。この発想は決して新しいものではありません。約100年前から続くレフィルの歴史には、「美しいものを長く使う」という資生堂ならではの思想が息づいています。

100年続くレフィル。その根底にある「美を長く楽しむ」という発想

レフィルは近年、環境配慮の取り組みとして広く知られるようになりました。しかし、資生堂のレフィルの歴史は、サステナビリティという言葉が生まれるずっと前、1926年に発売した化粧品コンパクトまでさかのぼります。


1926年に発売された資生堂コムパクト


中味だけを交換できる構造は、その後メーキャップやスキンケアへと広がり、時代ごとの暮らしや価値観に寄り添いながら進化を続けてきました。

小橋は、この100年を振り返り、「変わってきたもの」と「変わらないもの」があると話します。


小橋 「資生堂グループの指針に『変わらないために変わり続ける』という言葉があります。100年の歩みの中で、時代の要請に合わせて容器の素材や製造技術が移り変わっても、『お気に入りの化粧品を長く愛着を持って使っていただきたい』という思いは、昔から変わっていません。」


本体は長く愛着を持って使いたくなる存在に。レフィルは交換しやすさや環境への配慮を担う存在に。それぞれの役割を分けることで、美しさと使い続ける価値を両立してきました。

100年前に始まったレフィルは、環境対応のためだけではなく、美しいものを長く大切に使う文化を育むための仕組みでした。その思想は今も受け継がれ、時代とともに新たな価値へと進化しています。

「Premium / Sustainability」という、モノづくりの考え方

資生堂は、100年にわたり受け継がれてきた「美しいものを長く使う」という精神を礎に、上質なデザインや手にする満足感と、環境への配慮を両立させる価値創出を「Premium / Sustainability」と表現しています。同時に、こうしたアプローチは、資生堂がマテリアリティ(重要課題)として掲げる「循環型モノづくり」を体現する取組みでもあります。


小橋 「私たちは、『Premium』と『Sustainability』を両立させたいと考えています。サステナブルだから少し我慢するのではなく、使うたびに心が豊かになり、『また使いたい』と思っていただけること。その体験の積み重ねが、結果として環境負荷の低減にもつながっていくと考えています。だからこそ、化粧品の容器は技術を誇示するためのものであってはならないと感じています。ブランドの世界観を壊さないよう、時には技術を隠し、造形に溶け込ませる。レフィル化を意識させない自然な佇まいと使いやすさを両立させることこそが、私たちが目指す細部へのこだわりです」


目指しているのは、「環境のためだから選ぶ」だけではなく、「使いたいから選ぶ」レフィル。心が満たされる体験が、自然とサステナブルな選択につながる。そんな循環を目指しています。



小橋 「これまでレフィルは、どこかお客さまの環境意識や『もったいない』という気持ちに頼っている部分がありました。そもそも、日本のモノづくりには、細部のこだわりから作り手の思いや美意識を感じ取り、それを慈しむ文化があると感じています。だからこそ、交換する感触やデザインの調和といった細部までこだわり抜くことで、手にするだけで心が動き、使うこと自体が楽しみになるような体験価値を生み出していきたいと考えています。」

ブランドごとに描く、情緒価値とサステナビリティを両立するものづくり

資生堂が目指す「Premium / Sustainability」に決まった形はありません。ブランドの世界観や、お客さまが求める価値に合わせて、レフィルの設計や体験も変わります。

HAKU|迷わず交換できる、直感的な使いやすさ

「HAKU」の美白美容液で重視したのは、初めてでも迷わず交換できることでした。


感覚的に付け替えられる「HAKU」のレフィル


小橋 「レフィルを交換することは、お客さまにとって元々なかった作業なんです。だからこそ、『外れない』『これで合っているのかな』といった不安やストレスは絶対に起こさない設計にこだわっています。『外れにくさ』と『外しやすさ』という、相反する条件を両立し、指先の感覚で正しく装着できたことが直感的に伝わる構造を追求しました。」


つけ替え時のわずかな違和感や不安を徹底的に取り除くこと。説明文を読まなくても指先が自然と理解できるその細部へのこだわりこそが、生活者の日々のスキンケアを心地よく支えています。

クレ・ド・ポー ボーテ「ラ・クレーム」|世界観の中に技術を忍ばせる

「クレ・ド・ポー ボーテ」を象徴するクリーム「ラ・クレーム」では、ブランドが誇る美意識と世界観を守りながら、サステナビリティに配慮したレフィル化を実現しました。


小橋 「ラグジュアリーと環境配慮を高度に共存させることは、容器技術における大きな挑戦でした。だからこそ、象徴的なアイテムから妥協なく変革を起こすことで、資生堂のものづくりに対する揺るぎないスタンスをしっかりと示したかったのです。」


約15年前、商品リニューアルの6代目でレフィル化を実現。その後も現在の8代目に至るまで、輝く宝石のような美しい佇まいを守りながら、交換時の所作をより少なく、自然にする改良を重ねています。開発に際しては、絶えず試行錯誤を重ね、数多くの案から絞り込んでいくといいます。


手に持つのはレフィル化を実現した6代目の容器


小橋 「化粧品の容器は、技術を誇示するためのものではありません。ブランドの世界観を壊さないように、時には技術を隠し、忍ばせる必要があります。その中で使いやすさも高めていく。そこがとても難しいところです。技術を容器の造形に溶け込ませ、レフィル化を意識させない自然な佇まいを追求してきました。」

IPSA「ME」|やわらかさを、愛着へ変える


IPSA「ME」には、ボトル製造と充填を同時に行い、プラスチック使用量を56%、CO₂排出量を48%削減可能にする容器技術「LiquiForm®(リキフォーム)」が採用されています。やわらかなレフィル容器を、そのままディスペンサーボトルとして使う前例のない試みです。


小橋 「IPSAには『肌と心に働きかける』というコンセプトがあります。愛着というと、これまでは意匠的な価値で表現することが多かったのですが、ほかの要素はないかと考えたとき、このやわらかさを使えないかと思ったんです。そこで、思い切ってやわらかな容器を外に出しました。やわらかさを生かす一方、変形や中味の出方などの課題もありました。硬い部分とやわらかい部分、ディスペンサーやデザインのバランスを調整し、品質と耐久性を確保しています。」


触り心地のよいやわらかな容器


当初懸念されたやわらかさは、「触れる心地よさ」として受け入れられ、使うほど愛着が生まれる新たな情緒価値へと変わりました。


小橋 「ただ詰め替えて使うだけではなく、レフィルそのものを体験価値に昇華できれば、もっと多くの方に使っていただけると思っています。ブランドごとに表現は異なっても、共通するのは、美しさとサステナビリティを両立し、『使いたいから選ばれるレフィル』を実現することです。」


一方、世界観に溶け込むほど、レフィルの存在に気づかれにくくなる課題もあります。ブランドの価値を守りながら、その魅力をどう伝えるか。コミュニケーションまで含めた、次のレフィルづくりが始まっています。

次の100年へ。美しさが、未来へつながる選択になるために

約100年前に始まった資生堂のレフィルは、時代とともに姿を変えながら受け継がれてきました。その歩みは、単に環境負荷を減らすためではありません。お気に入りの化粧品を長く愛用し、その心地よさが結果として環境にもつながる。そんな循環を育んできた100年でもありました。


多様なブランドやカテゴリーで広がる、資生堂のレフィル商品


一方で、生活者の価値観やライフスタイルはこれからも変化し続けます。だからこそ小橋は、レフィルもまた、時代に合わせて進化し続ける必要があると考えています。


小橋 「サステナビリティだから選ぶのではなく、『この商品が好きだから』『この体験が心地いいから』選んでいただいた結果、それが環境にもつながっている。そういう状態を目指したいと思っています。」


そのために必要なのは、新しい技術だけではありません。これまで積み重ねてきた知見や技術を生かしながら、生活者の価値観に寄り添い、新しい体験を生み出していくことも大切だといいます。


小橋 「これまで積み重ねてきた技術や知見を生かしながら、新しい発想を取り入れることで、レフィルはまだまだ進化できると思っています。生活者の皆さまにとって自然な選択肢となるような価値を、これからもつくっていきたいです。」


100年という歴史は、一つの到達点であると同時に、新たなスタートでもあります。美しさや使う心地よさに惹かれ、自然とレフィルを選ぶ。その積み重ねが、生活者の心を豊かにし、未来へとつながっていく。

資生堂はこれからも、100年にわたり培ってきた技術と思想を礎に、美しさとサステナビリティを自然に両立する、新しいスタンダードを提案し続けていきます。


資生堂研究員が「レフィル」のこだわりを紹介するショート動画を公開


資生堂研究員 小橋が、100年前から受け継ぐ資生堂のものづくりや、レフィル容器開発の裏側を紹介しています。ぜひご覧ください。

https://youtube.com/shorts/ZuC-m-g1yCQ?feature=share




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