きょう=9日、近畿地方で発達した雨雲が東へ移動を続けており、夕方には東海地方、今夜遅い時間帯には関東地方でも大雨のピークを迎える見込みです。
片平敦気象予報士が今後の雨雲の動きや予想雨量について解説しました。
さらに、道路の冠水などで各地で発生している「車の水没」。
どのように防げばよいか、専門家が解説します。
■東海・関東で大雨に注意
9日午後2時時点で、近畿と東海にそれぞれ発達した雨雲があり、今後の動きに注目が必要です。
特に、近畿地方にある雨雲がこのあと、9日夕方に愛知県で雨を降らせることが予想されます。
そして、その雨雲がそのまま東へ移動してくるとみられていて、関東地方では、9日の午後10時から11時ごろなど夜遅くにかけて、神奈川県や東京都など都市部も含めて発達した雨雲がかかってくる見通しです。
【片平敦気象予報士】「大阪でザーッと降っていた雨を降らせる雨雲がどんどん東のほうへ移動していく形になります。通勤通学の帰りの時間より少し遅い時間なので、終電前後になって電車が止まってしまう可能性もあります」
■各地の線状降水帯の発生しやすい時間帯は…
片平気象予報士によると、「線状降水帯」が発生する可能性がある時間帯は次のとおりです。
近畿(兵庫県・大阪府)は午後3時ごろまで、三重県は午後6時ごろまで、岐阜県・愛知県は午後9時ごろまで、静岡県は日付をまたいだ午前0時頃まで、それぞれ発生の可能性があります。
片平気象予報士は「線状降水帯が発生すると、危険性が一気に高まります」と万全の備えを呼びかけました。
10日にかけて土砂災害や低地の浸水、河川の増水への警戒が必要です。
■冠水した道路にいたら「路肩」に停車して!
また、最近の大雨の影響で各地で発生している「車の水没」。
実際に、車の水没の危機に遭遇したらどうしたらいいのでしょうか?
関西大学の橋本雅和准教授によると、災害級の大雨になりそうな場合は、原則として「車の運転」や「地下施設」を避けるべきだといいます。
やむを得ず車を運転している場合は、まずは「車高やドア、排気口の高さ」などを把握すること。
特に排気口やエンジンの給気口から水が入るとエンジンが止まってしまうことがあるので、要注意してください。
そして冠水した道路にいる場合、危険と判断したら道路の真ん中ではなく、「路肩」に車をとめて徒歩で避難するようにしてください。
■滝のような階段は本当の「最終手段」
また、地下施設にいる場合について、大型の地下空間の場合は出口が1つではないことが多いので、冠水していないところを探して地上に上がるようにしてください。
ただ閉鎖的な地下空間の場合は、すぐに地上に上がらないという選択も必要です。
雨の最新情報をこまめにチェックし、警報が出たらすぐに地上に上がるようにしてほしいということです。
ただし、滝のように雨が流れている階段を上るのは非常に危険なため、本当の最終手段で「命が危ないときのみ上がる」という意識を持つことが必要だということです。
■来週にかけても油断できず、地盤の緩みに注意を
西日本や東日本では、週末から来週にかけてもまだまだ雨が降りやすい状態が続きます。
【片平敦気象予報士】「台風から変わった熱帯低気圧はいなくなったため、今後は秋雨前線による雨が中心となりますが、これまでの雨で地盤が緩んでいると、少しの雨でも危険性が高まるおそれがある」
「雨が弱まる時間帯もありますが、来週にかけて油断をせず、雨の情報を確認してほしい」と片平気象予報士は改めて注意を呼びかけました。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年9月9日放送)
