観光大国・日本で今、外国人が乗るレンタカーの事故が急増しています。
警察庁によりますと、2025年の事故発生件数は212件で、この10年間で最多。
2026年7月には北海道で外国人観光客とみられる事故が相次ぎました。
そして、2025年を上回るペースで事故が起きているのが石川県です。
金沢市の人気観光地・兼六園には、8日もレンタカーを利用する多くの外国人観光客が訪れていました。
フランスから:
(レンタルした)車で来ました。ここに来る途中でトラックと衝突しそうに。大丈夫だけどね!
イギリスから:
日本の道路は走りやすくて運転しやすいですよ。
兼六園近くにある駐車場を見てみると、「わ」ナンバーのレンタカーがずらり。
県外ナンバーの車両もあります。
石川県内で外国人が関係する交通事故は、2026年1月から8月までに42件発生。
2025年の同じ時期より13件多く、約1.5倍のペースです。
金沢市のタクシードライバーは「外国人は特に標識とか理解しにくい。近寄りたくないという運転をする」「急な進路変更が多い。(見たのは)ヨーロッパ系の方だった。レンタカーの場合は『わ』がある。なるべく近寄らない」などと話していました。
番組が取材したJR金沢駅前のレンタカー店も、事故の増加を実感していました。
トヨタレンタカー 金沢駅新幹線口(東口)店・酒井和也店長:
最近は特に増えまして、4月はかなりインバウンドで来られていた。全体の3割がインバウンド(外国人観光客)の事故。
このレンタカー会社の石川県内におけるレジャー目的の売り上げは半分近くを外国人が占め、この日も5組が来店。
事故防止のため英語のパンフレットを使い、日本の交通ルールの周知を徹底しています。
話を聞いたのは、スウェーデンから来たという親子です。
スウェーデンから:
日本で運転するのは初めて。母国では反対車線を走ります。交通ルールも違うので、大きな挑戦。大丈夫だと思います。
その“大きな挑戦”は、金沢観光のあと、岐阜県の名所・白川郷まで向かうという3時間ほどのロングドライブ。
母国とは逆の左側通行の道中ですが、車線変更も左折も慎重にこなしていました。
スウェーデンから:
新しい国で走る際には気をつけないと。初日から事故を起こしたくない。
今回の取材では、事故の増加を受け岐阜県内のレンタカー店の中に外国人観光客への貸し出しを中止した店があることも分かりました。
外国人観光客による車の運転が増える中、事故防止へのさらなる取り組みが求められています。
