記録的な大雨から1週間がたちました。大きな浸水被害を受けた坂井市丸岡町では、水が引いた街を改めて歩いてみると、現在も使えない施設や、被害を抱えながら営業を続ける店がありました。
田島嘉晃アナウンサー:
「大雨から1週間です。1週間前、私はこの場所で大雨の取材をしていました。道路いっぱいに広がっていた水は引き、いまは車が普段通り行き交っています」
1週間前、記録的な大雨に見舞われた坂井市丸岡町では30センチほど道路が冠水していました。
丸岡バスターミナルにも水が流れ込みましたが、バスは平常通り運行しています。ただ、併設されている交流センターは現在も休館したままです。
施設を管理する大濃孝尚事務局長に、中を案内してもらいました。
大雨から1週間がたち、一見すると浸水の影響は見られませんが―
「いま乾かしている状態。何にも影響がなかったと思ったが、水を吐き出した後にエレベーターを上げてみたら、中に水がたまっていた」(大濃事務局長)
エレベーターは1週間たったいまも動きません。影響は床にも―
「この出っ張っている所は、浸水でふやけて収縮し盛り上がってしまった。これは張り替えないといけない。以前は畳があったが、畳の下に水が浸っていた」
当時の写真を見ると、畳の付近まで浸水していました。このため一度、畳を上げたのです。見た目だけでは分かりにくい場所にも、浸水の影響が残っています。
大濃事務局長は「ここだけではなく京福バスの待合室やテナント部分もあるので、大規模な修理が必要。復旧には何カ月とかかるのでは」と語ります。
営業を再開した店にも、影響は残っています。
丸岡城の麓にあるカフェ「城小屋マルコ」では約20センチ水がつきました。城の周り一帯に濁った水が流れ込みましたが、店内の水をかき出し、大雨から3日後には営業を再開しました。
ただ、営業に使う設備には影響が残りました。松江輝雄店長は「下に置いてある製氷機は下にモーターがあって水に浸かってしまったので、いま使用不可の状態」だといいます。
そのため現在は市販の氷で代用し、できる形で営業を続けています。
一方、県内では、この先も雨の降りやすい日が続く見込みです。
「災害は、今回だけではなくこれからも続くのだろう。対策はしていかないといけない」と松江店長。
大雨から1週間。街は、日常を取り戻しつつありますが、復旧はまだ途中。また同じような雨が降ったら、という次の雨への不安も残っています。
