復興と人口減少への対応をどう両立させるのか。福島県議会の検討委員会が9月8日取りまとめた新たな議員定数。検討委員会では双葉郡を“1減”として、議員定数を「57」にすることになった。なぜ双葉郡選挙区の定数は“1減”の「1」となったのか?
■県政担当・古川記者の解説
新しい区割りと定数をめぐる議論の中心にあったのが「双葉郡選挙区」だった。各会派とも「復興を進めるために双葉郡選出の議員は必要」という意見では一致していたので、「0」はなかった。そのなかで、定数を「2」のままにするか「1」にするかについては意見が分かれた。
定数「2」を維持する案では、福島選挙区が本来増えるはずだった1議席と会津若松市選挙区の1議席を削減し、双葉郡に割り振ることが想定されていた。「双葉郡を現在の2議席から減らすことで、双葉郡の復興は終わったという誤解につながりかねない」というのが理由だ。
ーー双葉郡を「1」とする案では、どのような主張があったのか?
「他の選挙区の住民から意見聴取が十分でなく、現状では双葉郡を『1』とし、その他の選挙区を現状維持するのが合理的」という声が聞かれた。そうしたなか、8日の検討委員会では賛成7、反対4で“1減”が決まった形だ。
県内は今後も人口減少が進み2050年には125万人まで減るとされている。復興やその先の将来を見据えた“福島のあり方”が問われていると思う。
