9月8日もパラパラとした雨が降っていた福島県会津坂下町。連日の悪天候に、早生種が稲刈りの時期を迎えているコメ農家は気を揉む日々が続いていた。
■すぐにでも刈りたい
「ほとんど青い籾が無くなってきたので、もう刈り取り時期になっているんですよね。天気よくなれば、すぐにでも刈りたいと思っています」
こう話すのは、会津みずほ農場の猪俣泰司さん。
83ヘクタールの田んぼで、13種類のコメを栽培していて、その中でも早生品種の「ちほみのり」は稲穂が黄色く色付き、まさに今が収穫時期だ。
■対策も…状況改善せず
稲刈りを見送っていた理由は、連日の雨。
田んぼがぬかるみ、稲が濡れた状態だと、コンバインが正常に作動せず、稲刈りをすることはできないという。
気象庁によると、8月21日から9月8日までの会津若松の日照時間は平年比の77%。
10日ほど前から用水路の水を田んぼに入れないように対策をしているものの、雨の影響でぬかるんでいた。
■好天を願う
また強い雨が続けば、大きな被害に繋がることも懸念されている。
すでに田んぼには、所々に軽い倒伏が見られ、より強い雨や風に晒されて稲穂が地面につくようになると品質の悪化が心配される。さらに、稲穂が倒伏すると籾(もみ)が水を吸って発芽し、出荷できなくなることもあるという。
猪俣さんは「色んな地域で土砂降りの雨で冠水までしてますので、そういうことがないように願っている」と話した。
コメ作りも終盤戦。稲刈り日和の晴れの日を多くの農家が心待ちにしている。
