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【迷走台風を振り返る】3度の線状降水帯 初のレベル5も 各地大雨で被害も

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鹿児島県の奄美付近を迷走した台風24号と秋雨前線の影響で各地で大雨となった県内。

週末には3度も線状降水帯が発生し、屋久島町には特別警報も出されました。

当時の様子と被害を振り返ります。

9月3日の夜、奄美地方に最も接近した台風24号。

轟木康陽記者
「午後8時過ぎの奄美市名瀬港町です。先ほどから強い風が吹き始めて、ご覧の街路樹も大きく揺れている様子が確認できます」

奄美市では住宅の屋根が飛ばされるなど被害が明らかになります。

建物被害に遭った住民
「すごい音がした。口笛をヒューっと(吹く)感じの音。あの音は初めて。奄美で台風は何回も経験しているが」

その後、迷走を続け、奄美地方の近海を一回転するように進んだ台風。

そこに秋雨前線も加わり、各地で大雨となります。

中でも雨雲が集中したのは種子島屋久島地方でした。

こちらは4日の夜の雨雲レーダーです。

赤い雲が次々と2つの島にかかっていくのが分かります。

4日午後9時半ごろに最初の線状降水帯が発生。

そして、翌5日の未明、立て続けに2回目の線状降水帯が発生しました。

これは一度目の線状降水帯が発生した後、4日午後10時ごろ、視聴者が撮影した屋久島町の宮之浦川です。

川の水は橋桁の付近まで増水し、今にもあふれそうな状況でした。

その後、気象庁は屋久島町にレベル5土砂災害特別警報を発表します。

鹿児島地方気象台の担当者
「昭和51年(1976年)の観測開始以来50年を迎えるが、最も多い雨量」

気象庁が2026年5月に新たな防災気象情報を運用してから特別警報が発表されるのは県内では初めてでした。

5日、昼前には特別警報は解除されましたが、島には大雨の爪跡が。

種子島支局・中村哲也記者
「屋久島の宮之浦港です。きのうの大雨で流れてきた大量の流木の除去作業が急ピッチで進められています」

港には大雨によって上流から流されたとみられる大量の流木が水面を覆っていました。

さらに県道では土砂崩れも発生。

また屋久島町では長峰地区と尾之間地区の約700世帯で断水が発生。

宮之浦地区でも水道水に濁りが出たため、町は給水車を出動させ、多くの住民が訪れていました。

給水に訪れた住民
「トイレとか水が出ないので困っている」

6日も時折、強い雨が降り続けた屋久島。

降り始めからの総雨量は屋久島町尾之間で668.5ミリと、平年の9月一月分の2倍を越える雨がわずか5日で降りました。

県内ではこのほかに5日午後7時50分ごろにも、奄美地方に線状降水帯が発生しました。

異例のルートをたどり週末、県内に大雨をもたらした台風24号。

7日、熱帯低気圧にかわりましたがその爪跡は各地に残されています。

鹿児島テレビ
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