新宿駅から中央線、青梅線、五日市線で約1時間半。
JR武蔵五日市駅で下車すると、秋川渓谷行のバスが出ている。
四季の彩を楽しめる大自然、橋から見下ろすとすばらしい渓谷美に多くの観光客が訪れている。

この秋川渓谷がある東京・あきる野市で9月、新しい市長に就任したのが、元都庁職員の臼井建市長(57)だ。
あきる野市議会議長も務めた57歳で、防災対策の強化を公約に掲げた。
市役所を訪れると1階ロビーフロアに、あきる野市出身のバレーボール女子元日本代表の木村沙織さんのユニフォームが展示されている。
また、市内にあるレジャー施設・サマーランドのポスターや秋川渓谷にある温泉が温泉総選挙「うる肌部門」で過去3回全国1位になったともPRしていた。
働いている職員を見ると、20代から30代といった若者たちの姿が多い。
これは1995年に秋川市と五日市町が合併した際に、採用を控えたこともあり50代が少なく若者世代が多い比率になっているとのことだった。
建物の5階に市長室があり、そこで臼井市長と対面した。
臼井市長は、元都庁職員で、石原都政の時に報道課、都市整備局や知事本局の政策担当課長などを歴任、地方公務員を長年経験してきたからこそ、市の職員に対する接し方を大切にしていきたいと語る。
臼井市長:
昔はパワハラという言葉はありませんでしたので、上司から厳しい言葉で叱責されることがしばしばありました。自分が経験したようなことがない市役所にしていきたい。
臼井市長が選挙公約で掲げたのが戸別避難計画。
高齢者や障害のある人について、誰が避難を支援するのか、どこに避難するのかなどをあらかじめ定め、一人ひとりに合わせた計画を作る取り組みだ。
臼井市長「我々は、命を落とす可能性のあるひとがいれば、手を指し伸ばし、助けなくてはいけない。これから具体的にどのように進めていくか検討を始めてまいります」と話している。
また、高齢化への対応として、免許を返納したあと、移動手段の確保も課題に挙げ、オンデマンドタクシーなどの充実も進めたい考えだ。
一方、あきる野市には、来年4月に、独立リーグの新たなプロ野球球団「東京レジスターズ」が誕生する。
臼井市長「いままで東京にだけなかったBCリーグの球団が、ここあきる野市に誕生するとあって、市民の皆さんと一緒に、球団を応援、盛り上げていきたい」と意欲を示している。
自然に恵まれたあきる野市。
鮎、とうもろこし、のらぼう菜などの名産・特産品も、市をあげてPRしていくそうだ。

