混迷を深める福岡県議会。9月議会の開会を間近に控え、それぞれの会派が準備に追われている。
民主県政県議団 3会派に分裂
福岡県議会の議員控室。9月1日まで『民主県政県議団』が、使用していた部屋が3つに分けられた。机を並べていた議員たちは、それぞれの部屋に引っ越すことにー。

20人いた民主県政県議団は、10人の『福岡NEXT県議団』、8人の『県民の声ふくおか』、2人の『国民民主党県議団』と3つの会派に分裂。

1期生ながら福岡NEXT県議団を率いることになった坪田晋・県議(42)は「1期生が県議会を市民感覚、県民目線で変えていくっていうことをしっかりとやっていきたい」と話す。

県民の声ふくおかを率いる原田博史・県議(60)は「会派が分かれたことは残念」としつつも「ある意味、千載一遇のチャンスではあるので『ここで踏みとどまることはできない』と思っていて、これは僕たちに託された責任でもあるので、一生懸命やっていきます」と前を向いている。

国民民主党の2人で活動することになった大田京子・県議(47)は「対案を示し、国民民主党の掲げる『対決よりも解決』の姿勢をこの県政においても貫いていきたい」と述べた。

新体制の自民党 今後も“茨の道”
6月議会と比べて構成が大きく変わる県議会。最大会派の自民党は、41人いた議員が38人に減った。

7月24日に中尾正幸・副議長(61)が議員辞職。8月25日には蔵内勇夫・議長(72)も議員辞職。会派のトップも松尾統章・県議(53)から渡辺勝将・県議(49)に交代。
議員総会では、蔵内議長の後任として4期目の大島道人・県議(74)を候補とすることを正式に決定した。

大島県議は「私は、県民の皆さまの信頼を取り戻すことを第一に、前例や慣行にとらわれることなく、見直すべきものは見直していく決意でございます」と述べた。
福岡市議会と北九州市議会で、県政の信頼回復などを求める決議文が可決された。
自民党は新体制で再出発することになるが、県議会にとっては、これからも“茨の道”が続くことになりそうだ。

議会と知事側の関係もぎくしゃく
一方、県議会では、議案の事前説明がなかったとして議会側が執行部に反発し、会議の開始が4時間ほど遅れる一幕もあった。

代表者会議の中でも服部誠太郎・福岡県知事(71)に板橋聡・副議長(49)が釘を刺す。
▼板橋副議長「先日、提案予定議案が我々議員に提案される前に一部、新聞に掲載されたことに関し、ご説明をお願いいたします」

▼服部知事「説明内容を超える情報を意図的に提供した事実はございません」

▼板橋副議長「私どもの方としましては執行部側の考え、あるいは情報の取り扱いについて、疑念を持ってしまいますので、そういった意味で信頼関係を損なうようなことがないように気を付けて頂きたいと思います」

この状況で、議会と知事側が対等な関係を築いていくことができるのか。

全国から厳しい目が注がれるなか、9日開会の県議会において自浄能力を発揮できるのか、各会派、そして各議員の姿勢が問われることになる。
(テレビ西日本)


