今年だけで5つ目の台風接近となる奄美地方に、台風24号が迫っている。鹿児島テレビの新井気象予報士は「動きが遅いために影響が長引きそう」と警戒を呼びかけており、早めの備えが求められている。
「どこに進むか分からない」 予報円が週末にかけて拡大
台風24号は現在、日本の南の海上をゆっくりと北上中だ。3日明け方から朝にかけて、奄美地方が強風域に入る見込みとなっている。
進路については、予報円が週末にかけて次第に広がり、見通しが立てにくい状況が続いている。3日午後には奄美地方の南まで進み、4日金曜日にはさらに北上して中心が十島村付近に達する見込みだ。5日土曜日以降は予報円がさらに拡大し、6日日曜日、週明け7日月曜日と、進路の不確実性が増していく。
強風域に入る時間帯は、奄美地方南部が3日の明け方、北部が3日朝、十島村が3日昼過ぎ、薩摩大隅が4日金曜日の午前となっている。薩摩大隅が強風域を抜けるのは6日日曜日と予想されているが、奄美や種子・屋久については、台風の動きが遅いため強風域に入り続ける可能性がある。

大雨・土砂災害の警報も 「早めの備えを」
今回の台風の大きな特徴は、その動きの遅さだ。奄美に接近した後もゆっくりとした進みとなるため、強風・高波・大雨の影響が長引く恐れがある。大雨や土砂災害に関する警報も出やすい状況で、奄美地方では早ければ3日木曜日の夜にも土砂災害警報が発令される見込みだという。新井気象予報士は「早めの備えをお願いします」と呼びかけている。

宇宿漁港では漁船をロープで固定 フェリー欠航も相次ぐ
9月2日午後2時ごろの奄美市笠利町・宇宿漁港では、ロープでしっかりと固定された漁船がずらりと並び、台風に向けた備えが着々と進んでいた。2026年に入って5度目の台風接近とあって、地元の漁業関係者にとっても慣れた光景ではあるが、今回は影響の長期化が懸念されるだけに、備えはいっそう念入りだ。

台風24号の影響は海上交通にも及んでいる。3日の欠航が決まっているのは、フェリー屋久島2、フェリーはいびすかす、フェリーあけぼの、フェリーきかいの4便。さらに3日の運航を条件付きとしている便もあるため、欠航数が増える可能性もある。離島間の移動や物流への影響も出ており、最新情報の確認が必要だ。

台風の接近に伴い、今後の気象情報に十分注意し、早め早めの行動を心がけたい。

