車に乗っていた女性が目撃したのは、崖の上のクマ。
動画が撮影されたのは、8月30日の秋田・大館市。
道路脇にある崖の斜面を登るのは、子グマとみられます。
人の気配に気づいたのか、クマは崖を猛ダッシュで駆け上がり、山へと消えていきました。
目撃者:
クマは走るのが速いとか泳げるだけでなく、高いところに登れると初めて知り衝撃。子グマがいると、親グマも近くにいるかもしれないと思い怖かった。
一方、北海道・喜茂別町でクマが現れた場所は、国道の中央分離帯。
周囲を気にする様子もなく、悠々と歩いていました。
目撃者:
クマが(道路の)真ん中に立っていた、びっくりした。車に体当たりで突っ込んできたらどうしよう…不安。
実りの秋が近づき、活動が活発になるクマ。
取材班は1日、ツキノワグマ出没注意報が発令されている福島県に向かいました。
日が沈みかけた8月25日の午後6時半ごろ、福島市内の住宅街に現れたのは1頭のクマ。
住宅の敷地内をうろうろと徘徊し、体長は小さく子グマのように見えます。
潜んでいた車の陰から姿を現すと、通りを走ってきた車に驚いたのか、再び草の茂みの陰に隠れます。
この防犯カメラに映ったクマと同じ個体とみられるクマが、学校や病院の周りで、30分ほどの間に合わせて4件目撃されました。
近隣住民はクマの相次ぐ出没に、「クマよけの鈴の購入も考えないといけない」と話していました。
住宅街にクマが現れた5日後、福島・会津美里町で目撃されたのは、栗の木の上にいるクマでした。
クマが登っていたとみられる栗の木には、まだ青いですが、実がたくさんついているのが分かります。
そして1日、栗の木から約50メートル離れた場所で、イノシシ用のわなにかかったクマを発見。
町などによって捕獲されました。
クマを目撃した人:
体長1m20cm、背の高さ55cm、体重120kg。それは大きい。栗の実を食べにきたらしい。
栗の木の上にいたクマと同一の個体かは分かっていません。
クマにとって、これからの時期は冬眠に備えて大量の餌を食べる、まさに食欲の秋。
2025年8月末、山形・高畠町の農園に現れたクマが狙っていたのは、“ブドウの王様”と呼ばれる高級品・シャインマスカットです。
この農園では約500房のブドウが食い荒らされ、100万円以上の被害を出しました。
さらに、秋田・仙北市の農園でクマがボリボリとむさぼっていたのは、秋の味覚・栗でした。
専門家によると、クマは9月に入ると冬眠に備え、山で栗やドングリなどを食べるといいますが、中には簡単に餌にありつける“人里に依存”するクマもいるといいます。
岩手大学・山内貴義准教授:
(クマは)冬眠に向け、どんどん体重を増やす時期。本当に食欲の秋の状態になる。山にも栗とかクルミはあるが、実は人里にも多くあり、場合によっては街や公園に結構いっぱいある。しかも大量にありつけるとなると、(人里に)来てしまう可能性が非常に高い。
