三重県の伊勢神宮近くにある商店街で起きた火災。
一夜が明け、警察と消防が実況見分に入り、出火原因などを詳しく調べています。
現場となった明倫商店街は、近鉄・宇治山田駅の目の前にあり、伊勢神宮の外宮から約700メートルのところにある老舗商店街です。
商店街の隣の大きなホールの壁は黒くなり、すすがついていて、かなり広い範囲にわたって燃え広がったことが分かります。
火災が発生したのは8月31日午後3時15分ごろ、「店舗が燃えている」と119番通報が相次ぎました。
火は商店街一帯に燃え広がり、何軒もの建物が広い範囲で炎に包まれました。
1日、商店街と隣接する神社から火災現場を確認すると、辺り一面に焼け残ったがれきが散乱した状態でした。
明倫商店街は戦後まもない1947年に誕生しました。
2026年3月に撮影された現場の映像を見ると、通りは狭く、道の両側には飲食店や洋服店などの店舗が密集しています。
一方で、多くの店のシャッターは下りたままでした。
商店街にある占い店に店舗を貸しているという男性は、8月31日の状況を「けががなかったか(占い師に)電話したら、すぐ逃げたんでってことだったのでよかった。昭和20年代の建物ばっかりなので、みんな木造。一番火事が怖いねって」と話しました。
商店街で長年営んできた洋服店が火災に巻き込まれたという女性は「私店にいて、焦げ臭いなと、魚屋さんが魚焼いてるのかと思ったら『火事や』って言って。昔の建物だし、風もあるし、(火が)回るの早い、びっくり。こういう終わり方するとは思ってなかった」と語りました。
この火災で燃えた建物は58棟。
これまでのところ、けが人や逃げ遅れた人の情報はありません。
その一方、火災発生から丸1日以上がたった今も火はまだ完全には消し止められておらず、警察と消防は消火活動と並行して実況見分に入り、出火原因や被害の全容を調べています。
