1日午前に発生したダブル台風について、樋口康弘気象予報士とお伝えします。
遠藤玲子キャスター:
ダブル台風、2つの台風ということですが、まずは、台風18号は復活した台風18号。南シナ海の熱帯低気圧が発達して、再び台風になりました。そして日本の南の海上でも1日朝、台風24号が発生しました。
この2つのダブル台風は今後、日本にどのような影響を与えそうですか。
樋口康弘気象予報士:
まず18号は直接の影響はほとんどないとみていいんですが、1日に発生した24号というのが、早くも影響が出てきそうです。
早速、進路図を見ていきますと、このあと4日にかけて沖縄付近を北上するんですが、そのあとがポイントなんです。
予報円が重なっているんですが、これが何を表しているのかというと、動きが遅くなったり進路が未確定という、いわゆる“迷走台風”の兆候があるということです。
山崎夕貴キャスター:
動きが遅くなると、長い間その場所にとどまって被害が大きくなるんじゃないかと心配ですが、なぜ迷走する予報になっているんですか。
樋口康弘気象予報士:
ポイントは、日本列島の北にある高気圧です。この高気圧が台風の進路、台風の行く手を阻んでいる状況なんです。
この高気圧と台風の間に秋雨前線があるんです。この秋雨前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となります。
台風が近づく前から活発な雨雲がかかりまして、広範囲で長きにわたって大雨の可能性が出てきているんです。
このあとの雨の予想で詳しく見ていきます。
3日の0時から動かすと、台風接近前から各地で大雨に見舞われます。
先週、豪雨被害が出た北陸エリアにライン状の雨雲がかかりそうです。
災害に警戒をお願いします。
さらにこのあと動かしていくと、本州でも太平洋側で雨脚が強まっていきそうです。
4日の朝には、近畿から東海にかけて激しい雨となっていきそうです。道路の冠水に警戒をお願いします。
その後の雨の予想を見ていきますと、このあと徐々に九州に台風本体の雨雲がかかってきそうなんです。
特に熊本県、新たな災害に厳重に警戒していただきたいと思います。
遠藤玲子キャスター:
長い時間、活発な雨雲が流れ込むということですが、いつごろまで警戒が必要なのでしょうか。
樋口康弘気象予報士:
詳しく見ていきましょう。すでに3日の段階で、北陸エリアだったり東海、近畿、中国、四国、そして沖縄で警戒が必要となってきそうです。
1回雨が降り出すと、6日にかけて警戒期間が続いてしまうということですので、今回、影響は長引くのが特徴であります。
ですので、雨が降り出す前、2日の段階で雨への備えをしていただきたいと思います。
遠藤玲子キャスター:
今回、台風も接近しているということですが、進路にかかわらず、雨に関しては全国的に警戒が必要だということですね。
樋口康弘気象予報士:
そうですね、台風の動きに惑わされないでいただきたいと思います。
山崎夕貴キャスター:
今一度、ハザードマップや複数の避難場所、避難経路の確認など、今からできる備えを心がけてください。
