9月から乳製品や調味料を中心に4531品目が値上げされる。原材料価格の上昇が続く中、老舗洋食店では価格転嫁に苦慮していた。
「チーズ7月に上がってもう値上げ…」
9月にも値上げの波がやってくる。
創業77周年を迎えた東京・大井町の老舗洋食店「洋食ブルドック」は頭を抱えていた。
アツアツのグラタンに使うバターや、食欲をそそる濃厚なチーズ。
また、看板メニューのメンチカツにも練り込むチーズが、値上げの対象となっているためだ。

洋食ブルドック・鈴木智子さん:
チーズ、牛乳、バター、マーガリンはたくさん使う。チーズは1回、7月に上がって、もう値上げするっていう…。
だからといって、簡単にメニューの値上げには踏み切れない。

洋食ブルドック・鈴木智子さん:
価格転嫁してしまうことが申し訳ないっていうか、ギリギリに抑えてとは思っている。悩みの種。
原材料や包装資材の高騰受け
9月から値上がりする商品について、埼玉・川口市の「海鮮市場 東本郷店」で話を聞いた。

新鮮市場 東本郷店・飯田智成店長:
乳製品コーナー、雪印のチーズ、バターは2%から10%原価が上がる。しょうゆ、来月から原価が10円から20円上がる。ヤマサとかミツカンとか、主力な商品が上がっていく。

原材料や包装資材の高騰などを受け、9月の値上がり商品は、乳製品や白だしなどの調味料を中心に、2026年最多の4531品目。
スーパーの店長は、値上がり前に狙い目の商品を次のように明かした。

新鮮市場 東本郷店・飯田智成店長:
たとえば夏季限定とか、キーワードは夏、そういうものが安く出回る。味が同じでも、夏限定のものを買うと安いです。
“期限間近”商品をお手ごろ価格で販売
値上げラッシュが止まらない中、東京・世田谷区に7月にオープンした「アイアイマーケット深沢店」では…。

リポート:
こちら、ずらっと並ぶパンは全て100円でして、パンをよく見てみますと消費期限が間近になっています。

まだ十分に食べられる“期限間近”の商品を流通業者などから買い取り、お手ごろ価格で販売している。

28日が期限の豚肉の小間切れは350グラム299円で、4日後が期限の3枚入りピザは180円で売られていた。

アイアイマーケット代表・山中善昭さん:
ざっくり3割引きくらいから6割引きくらいの間、たくさん入ってきた商品はさらに安く売っている。
店舗を訪れていた人からは「日常で食べるものが普通より安い。ありがたい」といった声が聞かれた。
(「イット!」8月28日放送より)

