鉄板にのったポテトの上に大量のチーズ。
とろーりと溶けたチーズが食欲をそそります。
ランチタイムでにぎわっていたのは、東京都内にあるチーズ料理が人気のイタリア料理店。
石窯で焼かれる熱々のピザなど、お店自慢のチーズをたっぷり使ったランチが1200円で味わうことができます。
来店客は「水曜日のランチ特典でチーズが2倍になるので多めに注文。(チーズ)大好き。マストです!」「おいしいです。コクがあってミルクみたいな味」と話します。
しかし今、頭を悩ませる事態が。
聞こえてきたのはチーズ高騰への悲鳴でした。
イタリアンレストラン フォルマッジョ オーナー・宮野菊江さん:
だいぶ高くなりまして、(1kg)700円だったのが1500円以上。うちの名前がチーズという(意味の)お店の名前。ちょっと厳しいです、この価格でやるのは…。
店名の「フォルマッジョ」はイタリア語で「チーズ」という意味。
まさにチーズの値段はお店の生命線です。
人気の3種類のチーズピザには、オランダ産やニュージーランド産などの輸入チーズを使用していますが、仕入れ価格は6年前のオープン以降2倍以上に高騰。
チーズかけメニューに使用するラクレットチーズは、以前はスイス産を使っていましたが…。
イタリアンレストラン フォルマッジョ オーナー・宮野菊江さん:
今は北海道産の国産にしている。いろんな試行錯誤じゃないですが、あっちこっち回ったりとかして、一番良いものを探してきますね。クオリティーを下げたくないので、そこが一番の課題なのかな。
産地によってコクや溶け具合が大きく異なるチーズ。
比較的お手ごろな国産やアメリカ産のチーズを使うなど試行錯誤しています。
これまでランチセットは200円ほどの値上げを余儀なくされていましたが…。
イタリアンレストラン フォルマッジョ オーナー・宮野菊江さん:
笑顔で喜んでくれる姿を見ているのが好きなので、やはりうちの中ではこれが限界の値上げというか。これ以上は値上げしたくない。
財務省の貿易統計によると、オセアニア産の輸入チーズの価格は2022年ごろから高騰し、依然、高止まりが続いている状態です。
輸入だけでなく、国産チーズも原材料や包装資材などの上昇で値上げが相次ぐ中、その救世主として注目されているのが植物性油脂を使った代替チーズ食品です。
マリンフード・研究部 小林泰丈さん:
メインとなるのが植物の油であったり、でんぷんなど植物性の原料を使ってチーズの代わりにしているというものになります。コストは安くお買い求めいただける商品です。
“見た目はチーズだけど、チーズではない”という、この代替チーズ。
コレステロールを大幅にカットしながらも、とろけるような食感を実現。
健康志向の高まりもあり、ロングセラー商品に。
試食したスタッフは「チーズのとてもいい香りがします。舌触りがとても滑らかでコクがあっておいしいです。一般的なチーズと比べても変わらず、おいしい味がします」と話していました。
チーズ高騰の中、注目の代替チーズ。
植物性と動物性油脂をブレンドした商品も販売されています。
