子どもの習い事について、送り迎えや習い事中の見守りはしていても、「一緒にやってみよう」と思ったことはありますか?
子どもだけでなく、お母さんたちも一緒になって挑戦する富山市のチアリーディングチーム「パピーズ」を取材しました。
親子で同じことに取り組むからこそ見えてきた、子育てがもっと楽しくなる3つのヒントをお伝えします。
「おはようございます」
朝7時半。富山市内の体育館に集まったのは、チアリーディングチーム『パピーズ』です。
気持ちのいい笑顔の挨拶が飛び交います。
全国大会など数々の優勝経験のある富山を代表する名門チーム。
実は子どもだけではなく、母親たちのチアリーディングチームがあるんです。
*お母さんチアリーディングチーム マスターズ
「1、2、3、4」
『マスターズ』です。
メンバー14人全員は、パピーズで頑張る子どもたちの保護者です。
親子で同じチアに取り組むからこそ見えてくる、「子育てのヒント」とは。
チームを率いる代表の小竹美夏さんです。
世界大会日本代表のヘッドコーチを務めたこともあるチアリーディング界のカリスマ指導者です。
*リポート
「子育てのヒントを探しにきた」
*パピーズ代表 小竹美夏さん
「あるに違いない!毎日していることで子どもと母ちゃんがのびのびしていく」
朝の練習には60人が集まりました。
マスターズもその中に混ざり、子どもたちと会話をしながら準備運動です。
中学2年生の小松綾姫さんと、母親の敦子さんです。
Qどっちが先にチアを?
*マスターズ 小松敦子さん
「チアを始めたのはこっち(娘)が先。周りでマスターズをしていたお母さんから誘われて”イエス”か”はい”で答えてくださいって」
*パピーズ 小松綾姫さん(中2)
「(母と)分からないことを教え合ったり、お互いに高めあっていける。親子の時間が増えて楽しい」
親子という関係を超えて、『仲間』になることができるといいます。
出場する部門は違っても、同じ場所で汗を流し、同じ悩みや喜びを共有し合う。
この時間こそが、親子の絆を育みます。
*マスターズ 小松敦子さん
「娘は中2で、思春期・反抗期真っ只中、同じ競技をやることで、できない技があるときは聞く、人として、娘を尊敬している」
基礎練習は縦割りで行います。
このグループを指導しているのは、高校2年生の長澤柚貴さん。
教える側、教わる側、年齢は関係ありません。
*パピーズ 長澤柚貴さん(高2)
「ランジ体重移動がいききれていない、もう1個腰の位置が、横の移動が見えるようにしたい」
子供と同世代の指導者にマスターズは、必死に喰らい付きます。
*マスターズ 坂田梨絵さん
「チアリーダーとして先輩なので真摯に聞いて取り組もうと」
Qお母さん世代に教えるのは?
*パピーズ 長澤柚貴さん(高2)
「同じ選手、一緒の気持ちで良くしようと思っている」
大人側は『子どもから学ぶ』経験が得られ、向き合う姿勢や謙虚さが持てるようになります。
また、子ども側は、教えることで、責任感や伝える力、自信が育ちます。
*マスターズ 塚田裕子さん
「どこか負けちゃいけない、子どものほうが育っている。私も負けたくない。子どもを見習っている」
一方、違う形でチームを支える保護者の姿も。
全国大会「JAPAN CUP」に向けて、スケジュールや役割分担、移動手段など、入念な打ち合わせを行なっていました。
自分の子どもだけでなく、チームの子どもたちを、我が子のようにサポートします。
*保護者は
「我が子にも声をかけるし、我が子以外の子にもみんなで声をかける。どの保護者もしているので、本当にみんなで子育てをしている感じ」
*保護者は
「もうここが子育ての場」
『チームで子育て』ができることも家庭での育児の活力につながります。
*パピーズ代表 小竹美夏さん
「この空間の文化作りがパピーズだけではなく、色んな人が知り、職場、家族にも生かされていい」
マスターズ結成から5年。
チアを通して、人として成長できるこの場所は、子育てを前向きにしてくれる、エネルギーにあふれています。
*マスターズ 大島馨子さん
「家の中の”ありがとう”が増えた」
*マスターズ 小松敦子さん
「子どもたちに頑張っている背中を見せて頑張ろうって思ってもらえるように」
子どもの習い事を、親も一緒に挑戦すること。
「親は、子どもから学んで、仲間に支えられながら成長できる」という毎日の子育てがより楽しくなるヒントがあるように思いました。
(8月26日OA)
