帝国データバンクによりますと、石川県金沢市の広告代理店が金沢地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。
金沢地裁から8月21日に破産手続きの開始決定を受けたのは、金沢市駅西新町の広告代理店「セ・ビアン」です。
帝国データバンクによりますと、セ・ビアンは1990年9月に設立された広告代理業者で、新聞やテレビ、ラジオなどマスコミの広告取り次ぎや制作を中心に、ホームページ・WEB広告、屋外広告、イベント企画のほか、自社媒体の求人フリーペーパー発行などを手がけていたということです。
地元・石川県内の一般企業を主な顧客とし、業種を問わず幅広く取引基盤を構築し、得意先を分散させる形で業績は拡大し、ピーク時の2007年7月期には年間売上高3億9000万円を計上していました。
しかし、景気低迷や同業他社との競争激化によって受注単価が下落し、収益性が伸び悩みを見せていたほか、広告立替金や外注費など先行資金負担の大きい事業構造も資金繰りを圧迫しました。
明確な差別化に乏しい営業体制の中で業容拡大が進まず、採算面での改善も限定的となっていました。
2024年12月には本社不動産を売却するなど資金繰りが厳しさを増していた中、2026年6月1日付けで従業員を解雇し、事業を停止し、今回の自己破産申請となりました。
