8月最後の週末。
27日から28日にかけては日本海側を中心に警報級の大雨となりましたが、今週末も再び大雨に注意が必要です。
前線停滞で不安定な天気に
日本海から東北地方に秋雨前線が停滞しており、この前線は週末、北へ南へ行ったり来たり。
その影響で、日本海側を中心に雨の降りやすい状態が続きそうです。
特に29日(土)は北陸や東北の日本海側で、再び警報級の大雨となるおそれがあります。
河川の増水や氾濫、低地の浸水、土砂災害に警戒してください。
30日(日)も東日本では雲が広がりやすく、北日本を中心に雨の降るところがあるでしょう。
一方、西日本は晴れ間の出るところが多い見込みですが、日本海側ではにわか雨の可能性があります。
お出かけの際は折りたたみ傘があると安心です。
湿った空気が作る強力な「雨雲製造ライン」
今回の大雨のカギを握るのは、太平洋から次々と運ばれてくる暖かく湿った空気です。
今週末は太平洋高気圧が九州付近まで張り出す予想となっています。
そのため、湿った空気は本州の陸地をあまり通らず、海の上を長い距離進みながら前線へ向かう見込みです。
海の上を吹く風は水蒸気をどんどん取り込むため、前線に届くころには雨雲の材料がたっぷり集まった状態になります。
そして、その湿った空気が秋雨前線にぶつかることで、雨雲が次々と発達するのです。
さらに、沖縄付近の元台風18号も湿った空気を送り込むため、秋雨前線がいつも以上に強力な「雨雲製造ライン」になる可能性があります。

北陸ではすでに大雨となった所もあり、河川の水位がいつもより高くなっていたり、地盤が緩んでいたりする可能性があります。
短時間の強い雨でも被害につながるおそれがあるため、最新の気象情報をこまめに確認してください。
熱中症にも注意
日本列島には大量の水蒸気が流れ込むため、全国的に湿度が高くなりそうです。
猛暑日となる所は少ない見込みですが、蒸し暑さが続く予想です。
屋外で活動する際は、こまめな水分補給を心掛けるなど、引き続き熱中症に注意してください。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

