「友だちと一緒の方が幸せ」あえて合同葬を選ぶ人も
よその猫と混ざるのは嫌という人もいるが、合同を選ぶのはこんな理由だという。
「料金が『個別』よりも安いからというよりも、生きている時に社交的だった猫なので、1匹で寂しい思いをするよりも友だちがいっぱいいた方が幸せじゃないかと考える方がいて、合同を選ぶことが多いようです。
安いという理由で選ぶ人は霊園ではなく、火葬車を選ぶことが多い気がします」
大森ペット霊堂は「お立会い葬儀」が全体の7割、それ以外が3割。
火葬するペットの内訳では猫、犬がそれぞれ4割で残る2割はウサギ、鳥、トカゲやヘビなどの爬虫類、ハリネズミ、モルモット、モモンガなど。
火葬車とは? 利用前に確認したいこと
次に「火葬車」。
自宅まで来て火葬してお骨にしてくれるわけだが、料金は結構まちまちだから、きちんと確認することが大切だ。
「火葬車」だから安いということでもなさそうだ。
自宅前の狭い路地や近くの駐車スペース、公園周りなどで火葬するようだが、実際にどうなのか。
「公園の近くで火葬してきます」などと言われたら、そんな公共の場でやっていいのかなどと疑問に思う人もいるのではないだろうか。
業者には具体的なことを確認した方がよさそうだ。
増えるペット火葬需要 霊園不足の課題も
ちなみに、霊園は環境省の管轄、火葬車は国土交通省の管轄になる。
霊園が環境省なのはダイオキシンの問題などがあるため。
火葬車が国交省なのは車の中に火葬炉があっても、積載物扱いになるので、環境省の管轄ではないということらしい。
ちなみに、ペット霊園は都内だけでもかなりの数があるが、新たな霊園は今後できない可能性が高いという。
自治体によっても異なるが、例えば条例で半径100メートル以内の住民に説明会を開いて、一定数の住民の賛成が必要になるとか。
都心の場合、条例が厳しく、そのハードルをクリアするのは難しいという。
齋藤さんは火葬の需要が増えた場合は火葬炉を増やすといった対策を取ることになるのではと語る。
霊園、火葬車の他に横浜市のように火葬の施設がある自治体もある。
近くに公共の施設があるかも確認した方がいい。
それ以外では自宅に庭がある場合、昔ながらのように庭に埋める、土葬するという人もいる。
遺骨はどう供養する? 納骨・埋葬の選択肢
お骨については、自宅に置いて供養する人もいるし、納骨堂に預けて供養してもらったり、火葬業者が関係する霊園に埋葬するなどの方法がある。
どこに埋葬するか迷ったら、火葬業者に相談すれば埋葬できる霊園を紹介してくれるはずだ。
最近では自分が入るお墓に納骨してほしいとお願いすると、やってくれるお寺もあるという。

