熊本地震の発生から、25日で4週間です。発生直後は電気・ガス・水道が広範囲で止まり、影響が広がりました。こうしたライフラインが途絶えても、簡単に調理できる「防災レシピ」に注目が集まっています。
■発災直後はライフライン停止も…熊本地震から4週間
最高気温が38度を超える危険な暑さとなったきょうの熊本市内。先月発生した最大震度7の熊本地震から25日で4週間です。
熊本県内では住宅被害が3万8000棟余り、未だに2600人余りが避難生活を余儀なくされています。

今回の地震でも発災直後、電気・ガス・水道といったライフラインが停止し、避難を余儀なくされた人達を苦しめました。
■「災害レシピ」に注目!「じゃがりこ」でポテサラも
そこで注目を集めているのが、災害時にライフラインがストップしても、身近な食材で手軽に作れる「災害レシピ」。
愛知県西尾市では、災害レシピを使った料理作りを体験しようと、親子ら36人が参加しました。

紹介されたのは、水とカセットコンロがあれば誰でも簡単に作れる料理4品。
中でも簡単なのが、お菓子『じゃがりこ』を使って作るポテトサラダです。カップにお湯を注ぎ、スプーンでかき混ぜて、好みでコーンを混ぜ合わせて完成です。

また、子供たちがポリ袋に入れて混ぜているのは、ホットケーキミックスと缶コーヒー。この2つを鍋に入れて、火にかけること30分。取り出して袋をあけ、最後に黒蜜ソースをかければ、災害時にも手軽に食べられる蒸しケーキの完成です。
さらに、カセットコンロすら使えない時でも作れる、サバ缶とワカメを使ったアレンジ料理なども紹介され、参加者たちは災害食の作り方について学んでいました。

名古屋文化短期大学副学長の山田実加教授:
「温かいものを食べた方がほっとしたり、安心したり、活力が湧いてくると思います。温かい食事でちょっと一息つくことが、災害時の生活でも重要かと思います」
■「ローリングストック」で備えを”日常の延長線上”に
また、災害時への備えとして、日頃から食べている食材を多めに買い、使った分だけその都度買い足すことで一定量備蓄できる「ローリングストック」の実践も呼びかけられました。
開封するだけで食べられる非常食に加え、ローリングストックで食べ慣れた食材を使えることで、災害時の過酷な環境から日常を取り戻すための”生きる力”につながるといいます。

名古屋文化短期大学副学長の山田実加教授:
「“災害時だから特別”と考えると構えてしまうんですけれど、フェーズフリー、日常の延長線上にあるということで、ローリングストック法とパッククッキングを活用していただけると、備えることができるのかなと思っております」

