俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。
今回訪れたのは、神戸市のポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」です。
開園から13年目を迎え、今や関西でトップ人気を争う人気動物園となったこの施設。
かわいすぎる動物の赤ちゃんたちや、絶滅危惧種を守る飼育員の挑戦に迫ります。
■ 園内の7割が屋内!真夏でも快適
園内に入ると最初にあるのは「北アメリカの動物たち」エリア。
歯で木を切り倒し、川にダム(巣)をつくる習性があるビーバーがお出迎えしてくれます。
大東さんがまず驚いたのは、園内の涼しさでした。
【大東駿介さん】「僕、きょうスケジュール見て『動物園』って聞いて、ちょっとゾッとしたんですけど、こんな涼しいんですね」
神戸どうぶつ王国は園内のおよそ7割が屋内エリアとなっており、冷暖房も完備されています。天候に左右されることなく楽しめる全天候型の施設です。
【大東駿介さん】「いまの時期動物園行っても、動物も暑くてぐったりしてたりするじゃないですか。神戸どうぶつ王国はお客さんも動物も元気」
■ とにかく動物との距離が近い!
園内には130種、約800頭羽の動物と、年間1000種類の植物が展示されています。
神戸どうぶつ王国の魅力は、とにかく「動物との距離が近い」こと!
プレーリードッグなど、驚くほど近い距離で動物たちを観察できます。
神戸どうぶつ王国では、ほとんどの動物が檻やガラスなしで展示されていて、ニオイや音なども五感で楽しむことできるんです。
動物たちが居心地がいいと感じる場所を展示スペースに作ることで、柵やガラスがなくてもエリアの外に逃げたり、人に飛びかかったりしないようになっています。
【大東駿介さん】「ガラスの反射もないから、めちゃくちゃクリアに見れるし、感じれるのはいいですね」
そして、さらなるこだわりが、「野生本来の行動を引き出す緊張感」。
プレーリードッグの展示エリアを取り囲むように、肉食動物のピューマの織が設置されているのです。
【大東駿介さん】「それ、やめたりーな!でもすごいな、厳しいなぁ」
■ 大行列!マヌルネコの赤ちゃん
神戸どうぶつ王国は夏前にベビーラッシュを迎え、現在3種類の動物の赤ちゃんに出会うことができます。
中でも大行列ができるほどの人気を集めているのが、5月に誕生したマヌルネコの赤ちゃんです。
【大東駿介さん】「うわ、これはかわいいわ!」
マヌルネコはモンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味を持ち、その姿を太古から全く変えていないことから「世界最古のネコ」とも呼ばれています。7月21日から一般公開が始まりました。
しかし、マヌルネコの数は年々減少していて、繁殖には苦労が絶えません。
免疫力が弱くかかりやすい病気があるため、飼育員は服を着替えて徹底的に消毒して清潔を保っています。
母親は飼育員に対して警戒心が強いため、極力親子だけで過ごさせつつ、定点カメラで24時間見守る体制をとっているそうです。
■ ジャングル探検気分!熱帯の森エリア
続いて訪れた熱帯の森エリアでは、20種類以上の動物がともに暮らしています。
大東さんが看板かと勘違いするほど動かないフタユビナマケモノや、絶妙なバランスで木を渡るミナミコアリクイなど、まるでジャングルを探索しているような気分を味わえます。
【大東駿介さん】「どこにいるのか探りながら歩くのも、また面白いですよね」
■ 植物専門スタッフ約10名が常駐
神戸どうぶつ王国では、飼育スタッフとは別に10人ほどの植物専門スタッフが常駐し、園内のおよそ600種類もの植物を日々管理しています。
植物スタッフは、動物が食べても安全な種類を選ぶだけでなく、枝をあえて横に寝かせたり、風で折れたような演出を施したりと、より野生味のある空間づくりを行っています。
【植物専門スタッフ・安藤卓也さん】「屋内で管理する観葉植物だったら、まっすぐきれいに整えて育てたりするんですけども、そういう作り方しちゃうと人工的になってしまうので、あえてこのように枝を横に寝かせたりとか、より野生味が出るような感じで作っています」
【大東駿介さん】「そこで動物が走るのがめちゃくちゃ面白いですよね。俳優じゃなかったら、ここで植物の管理したかったな」
植物好きの大東さんも大興奮の作り込みでした。
■ アジア初を目指す!ハシビロコウ繁殖への手探りの挑戦
そして、神戸どうぶつ王国の代名詞となっている動物が「ハシビロコウ」。
世界の動物園すべてを合わせても30羽ほどしか飼育されていない絶滅危惧種で、神戸どうぶつ王国では現在3羽を飼育しています。
獲物を待ち伏せして狩りをする「動かない鳥」として有名ですが、神戸どうぶつ王国のハシビロコウはなぜかよく動くんだそうです。
繁殖には雨季と乾季の再現が重要であることが研究で判明しており、園内にはハシビロコウ専用の「散水設備」が設置されています。
雨季の時期には1日中雨を降らせ、乾季には池の水位を下げるなど、徹底的に生息地の環境を再現しています。
世界でも繁殖成功例はわずか2例。アジア初の成功を目指し、大学の研究室と協力してホルモン動態の調査なども進めています。
■ 飼育員がちょっと困っていることとは…
飼育員たちは、ハシビロコウが人間に対してお辞儀(親和行動)をとっても一切応じないようにしています。
【ハシビロコウ担当・長嶋敏博さん】「ここでコミュニケーションが成り立ってしまい繁殖相手と思われると、繁殖に影響が出ると考えて、そういったことをしてます」
【大東駿介さん】「もしかしたら今の取り組みとしてはそれやけど、いろんなチャレンジでまた形を変えていくかも分からないってことですね。夢ありますね」
神戸どうぶつ王国ではハシビロコウだけでなく、およそ30種類の絶滅危惧種を飼育し、繁殖に取り組んでいます。
【大東駿介さん】「動物園って言ってしまうと、またちょっと違う。『神戸どうぶつ王国』の世界がちゃんとある。僕が感動したのは、植物にも重きを置いていて、僕たちは生息環境に似たリアルな動きを観察できる、すごいおもしろいなと思いましたし、何より涼しい!」
(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2026年8月13日放送)
