庄川水系で深刻な水不足が続いています。
富山河川国道事務所が21日に会見を開き、現在行っている取水制限を解除できる見通しが立っていないことを明らかにしました。
会見では、富山河川国道事務所の所長が、現在の厳しい状況について説明しました。
*富山河川国道事務所 中谷洋明所長
「上流の岐阜県の御母衣ダム、実際に水はもう底をつく、(このため)富山県側に放流できる水量が底ついていく」
岐阜県にある庄川上流の御母衣ダムでは、21日の午前11時現在、水位は2メートル未満でダムの放流量が自然流入量を上回っているため、放流できる水がなくなる日が近づいていると懸念を示しました。
庄川水系では、今月7日から庄川流域の農家など各利水者が取水量を自主的に2割削減する取水制限を行っています。
このままの状況が続けば、これからの時期、農業などで必要とされる水量の半分程度にまで落ち込むおそれがあると指摘しました。
*富山河川国道事務所 中谷浩明所長
「最上流は制御することできないので、(庄川の)水位が一気に落ちる。下流にあるダムや境川ダムから水を補給しなければ、(水位が)半分まで落ちる」
富山河川国道事務所は、過去に例がないほど深刻な渇水状況だとして、現在行っている取水制限を解除できる見通しは立っていないことを明らかにし、影響を最小限に抑えるため、関係機関との調整を進め、具体的な対策については、来週、発表する予定です。
