国内最大級の水産物の展示商談会が8月19日、東京で開幕しました。養殖カキ大量死の被害を受けた地域の復興支援コーナーが特別に設けられ、岡山県の2つの団体が養殖カキをPRしています。
(萩原渉キャスター)
「東京ビッグサイトで3日間行われる、ジャパン・インターナショナル・シーフードショー。国の内外から漁業関係者や食品バイヤーなど約3万人の入場が見込まれています」
◆養殖カキ大量死の被害を受けた広島・岡山・兵庫3県の7団体は出展料「無料」でPR
「新潟県から日本海のおいしいものを持ってきました~!ぜひよろしくお願いしま~す!」
会場では全国42都道府県の他、19の国と地域の水産物や養殖・加工・流通などに関する最新技術が展示され、至る所で商談が弾んでいました。
主催団体と日本政策金融公庫が連携し、今回、特別に設置されたのが養殖カキ大量死の被害を受けた地域の復興支援コーナー。広島・岡山・兵庫3県の7つの団体は出展料が無料となります。
(日本政策金融公庫岡山支店 嶋貫伸二支店長)
「カキ大量死の被害に負けずにおいしくて安全なものを食べたいという消費者が多いと思うのでこういう所でPRしてもらえたら」
◆「カキ養殖産地の現場が元気が良いことを伝えられるチャンス」と業者に熱く売り込む邑久町漁協・松本組合長
生産量は前の年度の約4割、生産金額は半分以下に落ち込んだ岡山県からは岡山県漁連と瀬戸内市の邑久町漁協がブースを出し、養殖カキをPRします。加工品や宣伝用グッズも持ち込みました。
(邑久町漁協 松本正樹組合長)
「一般で売っていないのが特徴。未だに缶バッジは人気があるので喜んで使ってもらえる」
「被災地としての扱いを受けて無料で出展させてもらえる。カキ養殖産地の現場が元気が良いことを伝えられるチャンス」
邑久町のカキに興味を持ち訪れた業者に現状を説明し、熱く売り込みます。
「これから2か月程の海水の塩分濃度と水温が普通に戻ってくれれば良いカキができる」
「一度邑久に視察に行きたい」
「視察も受け入れているので全力で対応する」
「売らせていただくのでよろしく」
「漁業者も必死なので頑張っていく」
PRが実を結んだようです。
◆次の生産シーズン近づき「水温と塩分濃度」次第も…岡山のカキの魅力と現状をPR
温暖化の影響などで海の環境は変わってきています。
2026年、邑久町では多くのカキ漁師がカキの幼生を採取する「採苗」の作業を例年より2週間ほど早く終えました。次の生産シーズンが少しずつ近付いています。
(邑久町漁協 松本正樹組合長)
「採苗も無事に終わった。これから生産開始までに水温と塩分濃度が上がらない状態で経過できるか、それ次第で流れが変わるのでドキドキしているが頑張っていきたいと思う」
多くの水産関係者や食品バイヤーに岡山のカキの魅力と現状を伝えることができる絶好のチャンス。シーフードショーは8月21日が最終日です。
